幻の航空母艦「笠置」 | いとぴょんさんのブログ

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新たな出会いをもとめて…。

航空母艦「笠置」は、大東亜戦争における日本海軍の正規空母です。
昭和17年9月に策定された改⑤計画に於いて計画された雲龍型航空母艦の第4番艦でした。
昭和18年4月14日、長崎県の三菱重工長崎造船所で起工され、昭和19年10月19日に進水。
しかしながら、戦況の悪化により、昭和20年4月1日、工事は中止され、84%まで工事が進みながら、未完成で終戦を迎え、その後解体されました。

空母「笠置」の着色写真です。これを基に、もしも笠置が無事完成していたら!という推測のもとで、模型を製作してみました。
それが、こちら!完成して、搭載機を載せて洋上を航走する航空母艦「笠置」です。
果たせなかった夢を模型という形で蘇らせました。
昭和20年10月という設定で、搭載機は、当時最新の、こちらも幻の艦載機を搭載してみました。
正面からのビューです。飛行甲板の先端の右舷側が斜めにカットされているのが写真から見受けられるので、そのようにしました。
艦橋周り。飛行甲板に施された迷彩塗装は、他の雲龍型空母を参考に、描き込みました。
後方からのビュー!搭載機は、後ろから、艦上攻撃機「流星」、「天山」、艦上爆撃機「彗星」、艦上戦闘機「烈風」、「零戦52型」艦上偵察機「彩雲」です。
また、艦の上空識別表示は、レイテ沖海戦時の、空母「瑞鳳」「千代田」「千歳」にならって、平仮名の「かさ」と描き込みました。これも推定です。
艦橋のクローズアップ。搭載の電探は、完成当初から、22号と13号を搭載していたと推定しました。
キットは、フジミの1/700の空母「天城」を使用して改造を施しました。
ディテールアップは、フジミの純正エッチングパーツを使用して、精密感を出しました。
ケースに収納
ネームプレートは自作の手書きです。
この作品は、空母「笠置」の名前の元になった笠置山のある京都府笠置町の西村町長様に寄贈させていただきました。
西村町長様と記念撮影。

それでは!