息子はついに移植登録できました。涙 | チームDCM ~拡張型心筋症に挑む~

チームDCM ~拡張型心筋症に挑む~

ある日突然、拡張型心筋症になってしまった妻と息子と娘…。全国のブロ友と共に手を取り合い、知恵を出し合い、拡張型心筋症と闘う!

ついに…ついに息子は、移植登録ができました。涙


私たちは、この日をどんなに待ち望んだことでしょう。本当に嬉しくて嬉しくてなりません。涙


日本循環器学会では、移植の登録に当たり、移植を望む臓器以外に疾患がある場合、登録を認めていません。それは、数少ない貴重なドナーの臓器を、決して無駄にしない為です。


息子はこれまで、腎臓や肝臓が悪く、2度の脳内出血、くも膜下出血もあり、なかなか登録できませんでした。ですから、登録ができたということは、実際に移植に辿り着けるかどうかは別として、学会が認めるところまで状態が改善したという証でもあり、私たちは一つの大きな目標をクリアできた気がします。


これまで、いつも温かくご声援くださいました皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に本当にありがとうございました。涙


まだまだ息子は、毎日抗生剤(ザイボックス)を飲んでおり、副作用の吐き気と闘い続けています。副作用には貧血もあり、定期的に輸血しています。脚も動きませんし、排尿も自分でできません。


しかし、登録できたことを励みに、これからもより一層頑張ります!



さて、ご承知の通り、移植医療については、賛否両論様々な意見があります。


賛成意見としては、

「亡くなった後、移植により臓器だけでも誰かの体の中で生きてほしい。」

「亡くなって、ただ焼却されるなら、誰かの役に立ってほしい。」

「移植は、命のリレーだ。」

などがあります。


反対意見は、

「他人の臓器をもらってまで生きる必要があるのか。」

「移植は、医療の域を超えているのではないか。」

「本来であれば、淘汰されるべき遺伝子なのではないか。」

「脳死は人の死でない。」

などです。


PaPa様のブログでもコメントさせていただきましたが、私たちは次のように考えます。


「賛成派も反対派も、どちらも尊重されるべきである。そして、決して互いに批判し合わないことである。」


また、

「移植を必要としない人間が、移植に反対という資格はない。」

「『臓器提供しない。』に○をつけている者に、移植を望む資格はない。」

という意見もあります。

しかし、人は自分がその立場にならないと、なかなか本当の気持ちが分からないものです。

JJ様も震災の件について、同様なことをおっしゃっていました。


移植医療。

皆さんは、どのようにお考えでしょうか。


※ 今回の記事のテーマは非常にナイーヴな面もあり、当初アメンバー限定とさせていただきたいとも思いましたが、公開の意義と有用性、そして先輩方のスタンスに鑑み、やはり公開させていただきたく思いました。大変ご心配をおかけし、申し訳ございませんでした。どうかご理解の程、よろしくお願い申し上げます。