発達障害当事者のヘプバーンです
オードリー・ヘプバーンが大好きな
アラフィフです
発達障害の事を中心にブログを
書いています
(たまにコーデなど脱線記事あり)
どうぞ宜しくお願いします
(アイコン変更しました)
今日ネットで
「失敗も思い出になる」
という言葉を見つけました。
素敵な言葉やなあと一瞬思ったのですが
「いやいや、発達障害の私は
失敗は、ただただ嫌な思い出にしか
ならんわ」
とツッコミを入れておりました
発達障害の人はその特性から失敗体験や
叱責された経験が多く
嫌な記憶が残りやすい
傾向があると言われています
また
時間の流れの概念を理解したり
記憶するのが難しい
らしく
「フラッシュバック」
や
「タイムスリップ現象」
で大昔に失敗したことをたった今したかの
ように思い出して不安になったりパニックに
なったりすることもあるようです
私も楽しかった思い出はほとんど覚えてない
のに失敗体験や嫌な思い出だけはしつこく
覚えているタイプ
またフラッシュバックやタイムスリップ現象も
よくあって突然昔の失敗体験や嫌な記憶が
よみがえりその時の気持ちとかを思い出して
さらに落ち込むこともしょっちゅうです
そんな私が今日思い出した、ただただ嫌な
思い出(失敗体験)を今日は書いてみたいと
思います
自分の中の黒歴史なんで書いてることで
思い出しまた落ち込むのは分かっている
のですが…
私は30代半ばから数年間司会業のお仕事に
携わっていました。
こんなことを書くのも恥ずかしいくらい
私の中では超黒歴史
発達障害がある自分が絶対やっては
いけなかったお仕事だと今では思いますが
当時はもちろん自分の発達障害に気づかず
面白そうと思ったお仕事に飛びついていた
時代でした。
主に結婚披露宴での司会をさせていただいて
いました。
とにかくこの司会業の頃の思い出は思い出す
のも嫌なくらい楽しかった思い出が私には
ほとんどありません
苦しかった思い出がほとんど
それは私の障害の特性に全く合っていなかった
お仕事だからだと今なら分かりますが当時は
「努力をすれば何でも出来る」
と信じていた私。
自分が上手に司会のお仕事が出来ないのは
ただ自分の努力が足りないからくらいにしか
思っていませんでした。
ある披露宴でのこと。
披露宴の中で前のモニターに出ている
キャラクターの名前を当てるというクイズ
コーナーみたいなのがあったんです。
キャラクターの名前をゲストの方に答えて
もらうみたいな。
でシンキングタイムの時って司会者だから
やっぱりその時間を繋ぎますよね
モニターを見ながら喋っていた私も悪いので
すがポロっとそのキャラクターの名前
(つまり答え)を言ってしまって
そこからの披露宴がどうなったのかは
全く覚えてなくて…
(多分針のむしろのような時間だったと思う
ので嫌な記憶すぎて自分の精神を守るために
忘れてしまってるんだと思う)
披露宴が終わった後に新郎新婦さんの
アンケートのようなものを見たのですが
当然ですが私に対しての文句が書かれて
いました
「プロの司会者とは思えない」
っていう言葉が今でも忘れられません。
まあ新郎新婦さんが怒るのは当たり前。
全て私のミスなんですから。
一生に一度の結婚披露宴でそんな失敗
されたらねえ…
この結婚会場の会社が実は私はすごく苦手な
会社で
私はホテルの披露宴のような昔ながらの
披露宴はすごく得意で楽しくお仕事が
出来ていました。
それは何故かと言うと大体ホテルの披露宴は
やることが決まっているし時間通りに
進むから
マニュアルが好きな、
パターン化されたことが好きな
発達障害の特性がある私にはホテルの披露宴が
合っていたんだなあと今なら分かります
しかしこの私が失敗した結婚会場は
当時新しくて普通の披露宴にはないような
演出をプランナーさん達が考えるような会社で。
つまり毎回毎回やったことないような演出
ばかりで
臨機応変な対応が苦手
な私にはただの苦行にしか思えません
でした
お客様である新郎新婦さん達もホテルの
新郎新婦さん達とは違って新しいことや
普通と違うことを求めてくるお客様が多く
私が考えたプロフィール原稿も
「普通すぎる」
と言われたり
とにかく私はこの結婚会場が苦手でしたが
当時は何としてでも司会のお仕事がしたかった
ので必死でした。
その結果精神を病み結局辞めるんです
けどね
というわけで私にとっては失敗体験は
ただただ嫌な思い出でしかありません
発達障害の人は
失敗を嫌い極端に嫌がる
傾向がありますがそれは先程も書きましたが
嫌な記憶が残りやすくまたそういう失敗を
するのを恐れてしまうんですよね。
また怒られるんじゃないかとか考えると。
また発達障害の人は
白黒思考
の傾向があります
曖昧な部分を理解することが難しく
「成功」
か
「失敗」
のように100か0のような判断しか
出来ません
定型発達の人なら
「失敗だが間違えた部分を直せば次回はうまく
出来る」
など次に繋げて生かすことも出来ると思い
ますが発達障害の人はこの曖昧な部分の判断が
出来ないため成功以外は全て失敗と受け止めて
しまい失敗体験を多く重ねることで失敗を
恐れることに繋がる場合があるそうです。
「失敗は成功のもと」
なんて思えない
発達障害の人は
想定外のことを想像するのが
苦手
でもあります
「失敗するかも知れない」
「うまくいかないかも知れない」
ということを予想して行動するのが苦手
なんですよね
変化を極端に嫌う
傾向もあるから自分の予定した流れが
崩れてしまうと混乱してしまう。
だから失敗すると自分の予定していた流れが
崩れてしまい見通しが立たなくなるので過去に
失敗したことや苦手なことにチャレンジ
するのを極端に嫌がるんですよね
だから私は変化の少ないホテルの披露宴が
得意だった。
自分の特性に合ってたから。
でも失敗した結婚会場は変化が多すぎて
その変化に対応出来ない私は余計失敗体験を
繰り返す…って感じだったんでしょうね
そんな私ですが嬉しかった思い出も二つだけ
はっきりと覚えています
一つはホテルの披露宴の新郎新婦さん。
キャンドルサービス中にキャンドルが
つかなかったかなんかでトラブルが起きて
トラブルが解消する間20〜30分くらいは
あったと思うのですがその間とにかく
繋がないとと思って必死で繋ぎました。
何喋ったか全く覚えてないけど
そしたら後日新郎新婦さんがお電話を
下さって
「ヘプバーンさんのおかげです」
って言って下さって。
トラブルの間ずっと繋いでくれて本当に
嬉しかった、助かりました、ありがとう
ございましたみたいなことを言って
下さって
もう1組は苦手だった結婚会場の方
新婦さんが後日メールを下さって
「今の司会者さんてとにかく明るく元気に
っていう方が多いけど私そういうの苦手で。
ヘプバーンさんが落ち着いた司会をして
下さって本当に良かったです」
って書いてて下さって
ありがとうございましたなんて言われることは
ほとんどなかった私の司会でしたがこの
お二組の新郎新婦さんの言葉のおかげで
精神的に病むまでは続けることが出来たと
思っています
気持ちの切り替えも苦手
だからとにかく昔の嫌な思い出をいまだに
引きずってあの時の私はダメだったなあと
思うこともしばしば
過去はもう変えることは出来ないけど
嫌な思い出を普通の思い出に変えては
いきたいな
100か0だけではなく50もあるということ。
白か黒だけではなくグレーもあるということ。
そこに少しだけでも気持ちを向けることが
出来るよう
「曖昧」
な部分も受け入れていきたいです
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