銀魂好きが萩に行ってきました⑤ | 記録

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今回の旅の戦利品!じゃん!


面白かったのは圧倒的に読み物系。

「松陰読本」は教育委員会作成とあって、教育に良い香りがする。さすが教科書の副本。

松陰先生すばらしい~!聖人~!って感じ。




対照的に、「わが夫、高杉晋作」はめちゃめちゃ人間ぽくて、これもまた面白い。


晋作本人ではなく、奥さんが晋作やその子孫について語った内容なのだけど、

なんと晋ちゃんったら、自分の理想のために外に出てばっかりで家族とはロクに過ごさず、当然育児もせず、

長男の出生時には一応自宅に帰ってきてはいたものの産後10日もしないうちに襲撃か何かに遭って妻子を残して逃亡。

で、みなさんご存じのようにアラサーで他界。

残された親族は家長を失って、貧困にあえぎながらも動乱期を乗り切った。


ヅラ伊藤山県井上馨あたりは遺族のフォローに奔走したようだが、肝心の長男が親の七光に疲れて大成せず、留学を途中でやめたり英辞書の海賊版を作ってみたり台湾でやらかしたり伊藤に職位をおねだりしたり、ぱっとしない。


見かねたヅラ伊藤山県井上+田中儀一あたりから高杉家の華族入り(=高俸給)が提案されるも、

高杉家に対してそれをやっちゃうと、同様に幕末に活躍した(けど新政権では権力を得られなかった)松陰久坂竜馬とかの末裔も華族にしなきゃいけないので国家の財政的に厳しく、結果的に華族にはできず。


あと晋ちゃん下関でがっつり浮気してて、奥さんに鉢合わせて平謝りの手紙書いてるし…

英雄とは…?イメージ変わるわ…






今回の旅の一番のトンチキ買い物はこちら。

晋ちゃんのがま口。がっつり顔入り。

絶対使い勝手悪いけど、衝動買いしちゃいました。


上記の人間くさすぎる諸々を知った後だと、”維新のすごい人”というよりは”すごいけどダメなところもある人”という感じで、つまるところ英雄も普通の人間だったんだな、と思う。

英雄高杉晋作でコレなら、私なんてド一般人は息してるだけで合格点なのでは!?などと思い、なんだか謎に自分の肩の荷も下りた気がして、そういう意味で記念にしようと思う。



楽しかった2泊3日でした。満足!