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  今月15日(日)午後1時半から、都内文京区で講演をさせて頂きます。主催は「英霊の名誉を守り顕彰する会」、演題は、
『明治中期に陽明学が何故見直されたのか』
 です。
 明治時代といえば、文明開化の時代ということで、どちらかと言えば明るいイメージの方が強くありますが、実態はというと、まるで先の大戦の敗戦直後のように、明治期の特に前半は乞食が急増した大混乱の時代でした。
 明治時代を語るときに忘れてはならない人物が二人います。一人は、拙著『渋沢栄一と陽明学』(ワニブックス)に書かせて頂いた『論語』大好きの渋沢栄一、もう一人は儒教・漢学嫌いで知られた福沢諭吉です。
 ちょっと見は、まるで真逆の二人ですが、西郷隆盛を尊敬する点、実学や実業学校を重んじた点では一致していました。これは余談ですが、一万円札の顔になった点も共通しています。そして、二人は面識があり交友もありました。

 私は、今回、江戸時代に盛んに学ばれて、さらには幕末・維新期の志士たちの行動力の源泉となった陽明学が、何故、文明開化の時代に復活するのか、について話をさせて頂くのですが、福沢諭吉と渋沢栄一についても触れさせて頂きます。
 教科書には勿論、書店頭に並ぶ本にも載っていない話です。もちろん、陽明学の教えについても、中学生にも分かるように、分かり易い話をさせて頂きます。
 私の話は、禅や老荘思想に興味をお持ちの方にもきっと喜んで頂ける筈です。お楽しみに。

 

3人、テキストの画像のようです