◆机の上の乱雑さと、その机の持ち主とは、もともと別々ではない、一体なのである。机の上は乱雑だが、机の持ち主は乱雑ではない、などという事はあり得ないのだ。 

 アイリスオーヤマ株式会社の大山健太郎社長についての番組をテレビで見ていて、次の言葉が印象に残った。
大山社長が、大変な苦労人だという事を、今回初めて知った。

 「身の回りが整理整頓できていない人は、頭の中が整理整頓できていない。基本的に、この机は、あいつの頭の中だっていう、そういう考え方なんです」 (『プロフェッショナル仕事の流儀、経営者・大山健太郎』2014年2月27日) 

 乱雑になっている机の上の状態は、その人そのものとまでは言わないまでも、その机の持ち主の頭の中身と同じで、整理されていない、乱雑だというのだ。
 これなどは、非常に陽明学的発想といっていい。
 机の上の乱雑さと、その机の持ち主とは、もともと別々ではない、一体なのである。机の上は乱雑だが、机の持ち主は乱雑ではない、などという事はあり得ないのだ。
雑なことをしていると、雑な人間になる修行をしているのと同じなのである。あるいは、雑な人間だからこそ、雑なことをしてしまうのである。
 斯く言うこの私も、悪い癖を付けないよう、肝に銘じなければ。

 アイリスオーヤマ(仙台市)といえば、宮城県を代表する右肩上がりの企業で、2014年1月30日に、フィリップス・エレクトロニクス・ジャパン(本社東京、親会社はオランダのRoyal Philips社)と、屋外用照明および産業用照明分野の国内販売で提携したばかりである。

 以下、ウィキペディアからである。

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 アイリスオーヤマ株式会社は、宮城県仙台市青葉区に本社をおく、主に家庭用プラスチック製品の製造・販売をおこなう企業である。
 大阪府東大阪市で大山森佑が創業したプラスチック製品の町工場・大山ブロー工業社を、1964年(昭和39年)に父・森佑の急逝に伴い、現社長の大山健太郎がわずか19歳で引き継ぐ。
 1971年(昭和46年)に法人化し、大山ブロー工業株式会社に改組、1989年(平成元年)に本拠地を政令指定都市に移行間もない仙台市に移転し、1991年(平成3年)に現社名に改称している。
 その後、家庭用の半透明収納ケースが爆発的にヒットしたこともあり、大きく会社を成長させ、ホームセンターなどに様々な製品を納入している。
 家庭用プラスチック製品の製造販売で、圧倒的強さを誇る。業界では国内最大手に位置し、2006年度には、売上高747億円に対して経常利益89億円と、利益率は極めて高い。
 現在の製造品種は、プラスチック製品を主に、収納・インテリア用品、ガーデニング用品、ペット用品、日用品、家具など。
 グループ企業は、日本国内4社、中国3社、アメリカ2社、ヨーロッパ1社、韓国1社。


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 これは余談だが、大山健太郎(63歳)社長は、在日3世で、12年前にすでに帰化されているとのこと。




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