◆所沢で本物の、オリジナルのままの「ゼロ戦」を見る!

 15日(木)は、息子や娘と靖国神社へと思っていたのだが、中2の息子が
「この日しかもう空きがない」
というので、息子と二人して「所沢航空発祥記念館」へ出かけることにした。
 ゼロ戦の見学は、息子の夏休みの宿題のクリアーのためなのである。
 約40分の映画
「傑作機零戦と人間・堀越二郎」
 を見たいので、午前中の上映時間に間に合うようにと9時台の電車に乗ったのである。
暑い中、小1時間で到着。
ところが、
「映画は満席です。次の2時からの回でご覧になってください」
 とのこと。
仕方がないので、今回お目当てのアメリカの航空博物館プレーンズ・オブ・フェイムが所蔵する
「零式艦上戦闘機(通称、零戦)五二型」
と企画展
「堀越二郎の生涯」
を見て帰ることにした。
企画展の方は、パネル展示がメインで、堀越の当時の手書きのノートのコピーなどが展示されている簡単なもの。
 零式艦上戦闘機は、「ぜろしき」ではなく、
「れいしきかんじょうせんとうき」
 と読む。
 もちろん、「零戦」と縮めて読む場合は、
「ゼロせん(れいせんも可)」
 である。
当時の日本の軍用機は、採用年次の皇紀下2桁を名称に冠する規定になっていたので、ゼロ戦が制式採用された1940(昭和15年)は、皇紀2600年にあたり、その下2桁が「00」であるため、「零式」となったのである。
案内には
「この零戦は、第2次世界大戦中、サイパン島で捕獲され、当時の勇姿そのままに保存され、現在もアメリカの航空ショーなどで飛行している唯一現存する『伝説の機体』です」
 とある。
 サイパンでは、なんと、無傷で捕獲されたという。

現在、世界には30数機のゼロ戦が存在しているというが、当時のエンジンを搭載しかつ飛行可能なものは、今回公開されたゼロ戦(尾翼番号61-120)ただ一機だけだという。
それにしても、機体の鉄板の厚みが、0.5mmというのには、感慨深いものがあった。目視しても、その薄さが分かるのである。
もっとも、「格闘戦を演じる戦闘機には、防弾の必要はない」というのが、当時の航空機作りでの普通の見解で、その後、設計段階でも防弾に注意を払うようになったのは、優秀なパイロットが不足したからだという。

 展示映像ではあったが、本物のゼロ戦のエンジン音(栄二一型エンジン)も聞けたし、全方位からと、更には高い階段上からも見下ろしてゼロ戦全体を見ることができたし、カメラにも収めることができたので、満足して帰路に就いた。

 帰宅後、息子が何をしたかと言えば・・・、アマゾンで、ゼロ戦52型のプラモデルを注文した。ガンプラから、いよいよ本物のプラモデルに挑戦するようである。接着剤を使うので、これが意外と大変なのである。


◆オリバー・ストーン監督に再考を求める

 原爆投下問題で、アメリカを非難し、日本の肩を持つ発言をしていたので、てっきりいい人だと思い込んでしまった人は多いに違いない。
 来日してからの発言を見ると、親日と言うより、親中国というべき人であることが明確になってきた。
 そのことは、現在のストーン夫人がチョン・ソンジョンという韓国人だということと大いに関係しているようである。

 日本、米国、中国の関係について、ストーン監督は、日本は日米地位協定から抜け出すべきだと提案したうえで、
「再び偉大な国になれる」
 との見方を示したうえで、さらには
「日本が中国で行った行為や殺害された人たちに謝罪し始めれば、中国は全く違う目で日本を見るだろう」
 と話している。
 また、ストーン監督のドキュメンタリー映画の撮影をサポートしたことがあり、今回の来日に同行している、米国による原爆投下などの近代史の内幕を暴いた歴史学者のピーター・クズニック氏は、
「日本は米国の核の傘の下で萎縮している」
 と指摘し、続けて
「中国は米国のように侵略的ではない。第二次世界大戦後に米国は戦争を何度も発動させたが、中国はそのようなことをしたか」
 と述べている。
 クズニック氏は、中越戦争(ベトナム戦争)、中国のチベット侵略や、毛沢東時代の失政により2000万人から5000万人以上の餓死者を出したこと、反対派を弾圧し数百万から数千万の人々を虐殺したこと、さらには現在進行形の中国国境周辺国との国境紛争にはまるで言及していない。

 以下は、2010年に米国のオリバー・ストーン監督が、第15回釜山国際映画祭を訪れた際の発言の一部である。

『オリバー・ストーン監督は、韓国映画発展についても言及したが、
「1960年代にベトナムにいたとき、アジア映画を見始めた」、
「感情に陥り過ぎない多様な形態の映画が良かった」
 と語った。
 引き続き
「アジア映画が全世界に合うワールドシネマだとは言えないが、世界の映画に強い影響を与えている」、
「特にこのような変化のトップランナーは韓国だ。2000年から飛躍的に発展している」
 と説明した。

 この日のガラプレゼンテーションには、韓国人の夫人チョン・ソンジョンさんが一緒に参加して注目を集めた。
 映画の中で言及した韓国について、
「妻が韓国人なので言及したのではない」、
「当時リーマンブラザース事件で韓国関連の記録があった」
 と答えた。
 その一方で
「米国がどのように貯蓄して熱心に働き、賢く行動しなければならないかを教えてくれる国が韓国だという点を、妻を通じて知った」
 と説明した。』(『オリバー・ストーン監督韓国人の夫人と来韓、「韓国は驚くべき国」』取材日 : 2010年 10月 14日)







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