■お酒を美味しく飲めるのは、健康の証(あかし)、控え見にいっても、体調がいい証なのである 

 7日(金)、快晴である。
 まだ、年賀状を書き終えていない(苦笑)。
 5日にダウンして、昨日床を払ったものの、胃腸も良くないようで、どうやらいつもの急性胃腸炎の初期段階だったようだ。
 そのせいか、昨日の夕食は、朝、昼きちんと食べていないにもかかわらず、いつもの半分ものどを通らなかった。食欲が無いのと、無理にゴクリと飲みこまなければ食べれないのだ。
 茶の間で、妻や子供たちがお菓子を食べているのを目にしても、食欲はこれっぽちもわかないどころか、お酒も口にする気にならないのだ。
 つまり、お酒を美味しく飲めるのは、健康の証(あかし)、控え見にいっても、体調がいい証なのである(笑)。

■「ご馳走さま、美味しかった!」

 昼食事、妻に頼んで、お雑煮を作ってもらった。
 大根、にんじん、シイタケが入り、茹でたキヌサヤが彩りに乗せられた。鳥肉入りなので、塩コショウで味つけをしただけの簡単なものだが、それでも美味しく食べることができた。
 子供たちも、お代りをしたほどである。
 妻に、
「ご馳走さま、美味しかった!」
 と気持ちを伝える。
 返事は無かった(笑)。
 小林克也のDJ番組を聞きながら、仕事をスタートする。ロックがメインの音楽番組である。韓国の少女時代、カラの「ジャンピン」等もかかるのだ。
 「ジャンピン」はいい曲だね。
 私は、これでも若い頃は、DJに憧れて、都内のお店でDJをやっていたことがある(笑)。
 
■列車の中に60人くらいが立ったままの状態で詰め込まれて、提げたままの腕を上に挙げるのも困難なほどのギュウギュウ詰で、そこでも排泄は垂れ流しであった。

『9000マイルの約束』に関して、数日前に本ブログで紹介させて頂いたばかりだが、昨晩、妻と娘が見ていた。
 娘の玲奈(中2)は、途中で寝るはずだったのに、結局最後まで見てしまっていた(笑)。
 ラスト・シーンで涙していた妻に、その後、感想を聞いてみた。
「キリストやモーゼの生涯を描いたような感じだね。実話とは聞いていたけど、こんな事、本当にあったの、と思ってしまうよね」 
 そうである。
 本当に、あったの、と言いたくなるくらいに、『ニャニがニャンだーニャンダーかめん』のエンディングの台詞ではないが、まさにこの映画こそ
「波乱万丈、奇奇怪怪、奇想天外、びっくり仰天」
 の実話なのだ。
 シベリア抑留に興味を持つ私でなくても、誰であれ、眠気も催さず、一気に見てしまえる映画なのである。

 欧州から、アラスカの対岸のロシアの最東端迄、家畜同様貨物列車に詰め込まれて、記録によれば、それも時速20キロ前後で運ばれていくのだが、約半数近くは、その途時で死んでしまうのだ。
 つまり、体力のある者が最後まで生き残るのだが、それでもその間の過酷な仕打ちが影響して、収容所で寝込んで亡くなる人々も続出した。
 過酷な仕打ちというのは、まず、食べ物が最低限度しか出ない。映画の中では、凍った小魚を一人二匹ほど口にしていたが、ほんの少しの黒パンだけで、途中下車する駅で、温かいコーヒーを口にできるくらい。
 貨物列車なので、壁際の人にとっては、凍った壁を背にしたりしなければならず大変だし、映画では描かれなかったが、トイレなどないので、中で垂れ流しとなる。
 映画の貨物列車のシーンは、横になっている人もいて、まだいいほうで、列車の中に60人くらいが立ったままの状態で詰め込まれて、提げたままの腕を上に挙げるのも困難なほどのギュウギュウ詰で、そこでも排泄は垂れ流しであった。
 人間扱いは皆無で、家畜並みである
 但し、映画の中の人数が少なかったのは、既に凍死や病死した死体を降ろした後の生き残りの人数なのかもしれない。
 これもまた映画には描かれないが、最終目的地のシベリアについてみると、実は収容所の建物はない。
 勿論、ソ連兵の宿舎はある。
 自分たちの宿舎は、彼ら捕虜がゼロから作るのである。設計図を書き、木を伐採してきて建てるのである。
 その間、寒さから身を守るために、並々ならぬ苦労を強いられる。
 ちょっとでも、気に障る言葉遣いや態度をとると、すぐに射殺された。
 まさに壮絶である。
 

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