■『俺たちはカラスのために戦っているわけじゃない』
息子・龍明(小5)は、今、土・日はサッカー三昧の日々となっている。
実は、数年前、一度地元のサッカーチームに参加したのだが、数ヶ月後、途中で止めてしまったことがあった。
野球ほどはかからないにしても、靴、ボール、ユニフォーム、そして参加費も必要だし、何かと費用がかかるので、
「この野郎」
と思ったものだが、かつてこの私にも経験がある事なので、その言葉を口にすることはかろうじて思いとどまった(苦笑)。
当時、どうしてやめたのかを話してくれなかったのだが、その後問いただしたところ、
「イヤな奴が一人いたので、面白くなかった」
とのことだった(笑)。
というわけで、思い出したことがあるので、以下に記させて頂く。
ラモス瑠偉(るい)が、日本の国旗について語った逸話である。その話を聞いて、私自身、とても感動したものだった。
以下の記事は、2チャンネルに出ていたものなのだが、実は、同じ話をテレビ番組で、ラモス自身が語っているのを聞いたことがあったので、そのまま転載させて頂くことにした。
以下の話は、日本がワールドカップに初出場する時のことだったと記憶している。
「日本代表ユニフォームに日の丸をつけるよう提案したのはラモスである。
ラモスが始めて代表招集された当時の代表ユニフォームには日の丸がどこにもなく、左胸にJFAのシンボルマークである〈カラス(八咫烏)エンブレム〉だけだったため、ラモスが
『俺たちはカラスのために戦っているわけじゃない』
と発言したことが発端となり、1992年から代表ユニフォームにはどこかに必ず日の丸が入るようになった。」(67 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/01/04(月) 16:34:23 ID:qPO6rcfn0)
当時の日本人のセンスというのは、今でもあまり変わりがないのだが、その程度なのである。外国人から指摘されるとは、何とも情けない話である。
ついでながら、そんなラモスの日の丸にかかわる言葉を披露させて頂く。
以下は、ネット上にある「愛国語録」というブログから引用させて頂いた。出典、つまり何所からの引用なのか、それがないのがちょっと難点である。ご存じの方、是非、ご教示賜りたい。
彼の著書『ラモスの黙示録』からかなあぁ、とは思うのだが、その本が手元になくて、それを確認できないでいる。
■「日の丸-。最高だ。こんなに美しい国旗、他にないよ」
ラモス瑠偉二
「日の丸-。最高だ。こんなに美しい国旗、他にないよ。どんなに苦しくても、膝が痛くても、日の丸をつけていると思うと頑張れる。ほんと不思議。これまで何度もそんなことがあったね。
ユニフォームの日の丸。スタンドで揺れる日の丸。日の丸が目に入ると、こんなところで諦めていいのかって、また闘志が湧いてくるんだ。
日の丸つけて、君が代を聞く。最高だ。武者震いするもの。体中にパワーがみなぎってくる。
でも、日本の選手の中にはそうじゃないヤツもいる。不思議でしょうがないよ。日の丸をつけるって、国を代表するってことだよ。選ばれた選手にしか与えられないものじゃない。国を代表して戦うって、スゴイことなんだよ。それを忘れているんじゃないかって思う。
ワールドカップを見てみろよ。みんなあんなに必死になって戦うのは、国の代表だからだろ。国を愛し、家族を愛し、仲間を愛してるいるからだろ。日本はそんなとこから外国に負けてる。自分のためだって?そんなの当たり前じゃない。じゃあなぜ、もっと大きいものを背負わないの?
オレ、日の丸背負ってなかったら、あんなに頑張れなかったよ。ドーハの時、オレは36歳。あのクソ暑い中で、そんなオジサンが全試合、それもほとんどフル出場。練習だって若いヤツらと同じメニューをこなしてたんだ。自分のためだけだったら、とっくに辞めてたよ。
だいたい、最近の若いヤツは親孝行しないでしょ。おじいちゃんやおばあちゃん、お父さん、お母さん、なんで大切にしないの?そういうところ、今の若いヤツら、全然ダメだね。自分より重いものを背負おうとしないんだ。
サッカーでもそう。仲間を大切にしない。相手を思いやる気持ちがないから、自分の力以上のものが出ない。
サッカーで世界を目指す気持ち、家族や仲間を大切にする気持ち、どこかで通じ合っていると思う。
膝が爆発しそうでも、いざという時には思いっきり走れた。そういうパワーや運を、誰がくれたの?自分の力だけじゃない。おじいちゃんやおばあちゃん、ママや死んだオヤジ、奥さんや子供たち、サポーターも、みんながオレを守ってくれていたからだよ。
ケガしたりいろいろ大変だったときオレ、考えた。家族のこと、ファン、仲間、そして日の丸のことも。やらなきゃ-。自然にそう思えてきたよ」(「ラモス瑠偉二」2008年3月19日)
まさしく、ラモスの実体験から出る言葉は、陽明学でいう万物一体論、つまり万物一体の境地そのものである。
■「明治時代にイギリスまたはフランス、オランダが日の丸の意匠を買い取ろうとした」
以下は、「ウイキぺディア」からである。
「安津素彦の著作『国旗の歴史』に、明治時代にイギリスまたはフランス、オランダが日の丸の意匠を買い取ろうとしたという記述がある。
また、この日の丸買収の話は、伊本俊二の著作『国旗 日の丸』では、
〈1874年(明治7年)の春頃にイギリスが買収(当時の500万円)を申し出て、寺島宗則外務卿を相手に交渉した〉
としている。
ただしこの説は吹浦忠正が著書『「日の丸」を科学する』の中で
〈真偽は不明とはいえ、私は単なるジョークないし外交辞令上のものではなかったのではないかとほとんど無視することにしている〉
と結論づけている。
「ウイキぺディア」の記事は、ちょっとトーンダウン気味であるが、パラオとバングラディシュは、尊敬する日本の日の丸をモデルに国旗をデザインしたという話は、正真正銘、本当である。
■「アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、中華人民共和国、大韓民国と世界の国々は国旗の裁断や焼却などの国旗・国章を冒涜する行為には刑罰を規定している」
「日章旗」といえば、日の丸のこと。
軍旗に
「旭日旗(きょくじつき)」
というのがある。
ものの本には、
「日章と旭光を意匠化した日本の旗」
とある。
かつての海軍や陸軍で使用していたもので、日の丸から、放射状に光線を発しているデザインのものである。
この旭日旗は、そのデザインがシンプルになって、現在でも自衛隊旗として使用されている。
最後に、こんなエピソードをお話しさせて頂き、日の丸の話を終わらせて頂きたい(苦笑)。
ラモスが聞いたら、何と思うだろうか。ただし、彼の母国ブラジルにも罰則はない。とはいえ、今、彼は帰化して日本人になっている。
「アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、中華人民共和国、大韓民国と世界の国々は国旗の裁断や焼却などの国旗・国章を冒涜する行為には刑罰を規定している。
日本では外国の国旗・国章に関しては外国国章損壊罪で規定しているが、自国の国旗・国章を損壊することを処罰する法律は無い」
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息子・龍明(小5)は、今、土・日はサッカー三昧の日々となっている。
実は、数年前、一度地元のサッカーチームに参加したのだが、数ヶ月後、途中で止めてしまったことがあった。
野球ほどはかからないにしても、靴、ボール、ユニフォーム、そして参加費も必要だし、何かと費用がかかるので、
「この野郎」
と思ったものだが、かつてこの私にも経験がある事なので、その言葉を口にすることはかろうじて思いとどまった(苦笑)。
当時、どうしてやめたのかを話してくれなかったのだが、その後問いただしたところ、
「イヤな奴が一人いたので、面白くなかった」
とのことだった(笑)。
というわけで、思い出したことがあるので、以下に記させて頂く。
ラモス瑠偉(るい)が、日本の国旗について語った逸話である。その話を聞いて、私自身、とても感動したものだった。
以下の記事は、2チャンネルに出ていたものなのだが、実は、同じ話をテレビ番組で、ラモス自身が語っているのを聞いたことがあったので、そのまま転載させて頂くことにした。
以下の話は、日本がワールドカップに初出場する時のことだったと記憶している。
「日本代表ユニフォームに日の丸をつけるよう提案したのはラモスである。
ラモスが始めて代表招集された当時の代表ユニフォームには日の丸がどこにもなく、左胸にJFAのシンボルマークである〈カラス(八咫烏)エンブレム〉だけだったため、ラモスが
『俺たちはカラスのために戦っているわけじゃない』
と発言したことが発端となり、1992年から代表ユニフォームにはどこかに必ず日の丸が入るようになった。」(67 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/01/04(月) 16:34:23 ID:qPO6rcfn0)
当時の日本人のセンスというのは、今でもあまり変わりがないのだが、その程度なのである。外国人から指摘されるとは、何とも情けない話である。
ついでながら、そんなラモスの日の丸にかかわる言葉を披露させて頂く。
以下は、ネット上にある「愛国語録」というブログから引用させて頂いた。出典、つまり何所からの引用なのか、それがないのがちょっと難点である。ご存じの方、是非、ご教示賜りたい。
彼の著書『ラモスの黙示録』からかなあぁ、とは思うのだが、その本が手元になくて、それを確認できないでいる。
■「日の丸-。最高だ。こんなに美しい国旗、他にないよ」
ラモス瑠偉二
「日の丸-。最高だ。こんなに美しい国旗、他にないよ。どんなに苦しくても、膝が痛くても、日の丸をつけていると思うと頑張れる。ほんと不思議。これまで何度もそんなことがあったね。
ユニフォームの日の丸。スタンドで揺れる日の丸。日の丸が目に入ると、こんなところで諦めていいのかって、また闘志が湧いてくるんだ。
日の丸つけて、君が代を聞く。最高だ。武者震いするもの。体中にパワーがみなぎってくる。
でも、日本の選手の中にはそうじゃないヤツもいる。不思議でしょうがないよ。日の丸をつけるって、国を代表するってことだよ。選ばれた選手にしか与えられないものじゃない。国を代表して戦うって、スゴイことなんだよ。それを忘れているんじゃないかって思う。
ワールドカップを見てみろよ。みんなあんなに必死になって戦うのは、国の代表だからだろ。国を愛し、家族を愛し、仲間を愛してるいるからだろ。日本はそんなとこから外国に負けてる。自分のためだって?そんなの当たり前じゃない。じゃあなぜ、もっと大きいものを背負わないの?
オレ、日の丸背負ってなかったら、あんなに頑張れなかったよ。ドーハの時、オレは36歳。あのクソ暑い中で、そんなオジサンが全試合、それもほとんどフル出場。練習だって若いヤツらと同じメニューをこなしてたんだ。自分のためだけだったら、とっくに辞めてたよ。
だいたい、最近の若いヤツは親孝行しないでしょ。おじいちゃんやおばあちゃん、お父さん、お母さん、なんで大切にしないの?そういうところ、今の若いヤツら、全然ダメだね。自分より重いものを背負おうとしないんだ。
サッカーでもそう。仲間を大切にしない。相手を思いやる気持ちがないから、自分の力以上のものが出ない。
サッカーで世界を目指す気持ち、家族や仲間を大切にする気持ち、どこかで通じ合っていると思う。
膝が爆発しそうでも、いざという時には思いっきり走れた。そういうパワーや運を、誰がくれたの?自分の力だけじゃない。おじいちゃんやおばあちゃん、ママや死んだオヤジ、奥さんや子供たち、サポーターも、みんながオレを守ってくれていたからだよ。
ケガしたりいろいろ大変だったときオレ、考えた。家族のこと、ファン、仲間、そして日の丸のことも。やらなきゃ-。自然にそう思えてきたよ」(「ラモス瑠偉二」2008年3月19日)
まさしく、ラモスの実体験から出る言葉は、陽明学でいう万物一体論、つまり万物一体の境地そのものである。
■「明治時代にイギリスまたはフランス、オランダが日の丸の意匠を買い取ろうとした」
以下は、「ウイキぺディア」からである。
「安津素彦の著作『国旗の歴史』に、明治時代にイギリスまたはフランス、オランダが日の丸の意匠を買い取ろうとしたという記述がある。
また、この日の丸買収の話は、伊本俊二の著作『国旗 日の丸』では、
〈1874年(明治7年)の春頃にイギリスが買収(当時の500万円)を申し出て、寺島宗則外務卿を相手に交渉した〉
としている。
ただしこの説は吹浦忠正が著書『「日の丸」を科学する』の中で
〈真偽は不明とはいえ、私は単なるジョークないし外交辞令上のものではなかったのではないかとほとんど無視することにしている〉
と結論づけている。
「ウイキぺディア」の記事は、ちょっとトーンダウン気味であるが、パラオとバングラディシュは、尊敬する日本の日の丸をモデルに国旗をデザインしたという話は、正真正銘、本当である。
■「アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、中華人民共和国、大韓民国と世界の国々は国旗の裁断や焼却などの国旗・国章を冒涜する行為には刑罰を規定している」
「日章旗」といえば、日の丸のこと。
軍旗に
「旭日旗(きょくじつき)」
というのがある。
ものの本には、
「日章と旭光を意匠化した日本の旗」
とある。
かつての海軍や陸軍で使用していたもので、日の丸から、放射状に光線を発しているデザインのものである。
この旭日旗は、そのデザインがシンプルになって、現在でも自衛隊旗として使用されている。
最後に、こんなエピソードをお話しさせて頂き、日の丸の話を終わらせて頂きたい(苦笑)。
ラモスが聞いたら、何と思うだろうか。ただし、彼の母国ブラジルにも罰則はない。とはいえ、今、彼は帰化して日本人になっている。
「アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、中華人民共和国、大韓民国と世界の国々は国旗の裁断や焼却などの国旗・国章を冒涜する行為には刑罰を規定している。
日本では外国の国旗・国章に関しては外国国章損壊罪で規定しているが、自国の国旗・国章を損壊することを処罰する法律は無い」
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