知って欲しくない人と知って欲しい人
高田馬場で愛用していたクリーニング屋さんの話です。
毎週土曜日に行っていたのですが、いつの間にかお店に行くと私の洗濯物が手前に用意されているようになりました。正直、これは嬉しかったです。私はせっかちなところがあるので、クリーニング屋さんで洗濯物を探す時間を待つのは結構苦痛だったりしたのです。それが、何をお願いしたわけでもないのに、解消されたのです。素晴らしい事です。
つまり、「少しでも自分の事を知ってもらっても良いかな」と思っている人はきっと、知ってもらうと嬉しいと感じるのではないかと思うわけです。逆に、知ってもらうと嫌だと感じる人はきっと、前もって準備されていたら嫌だと思うだろうな、と思うわけです。
なので、そういうところを察して接客できるお店を作る事が出来れば良いのにな、と思っています。
お店に求める大切な要素
物販について考えてみます。
これまでで少しだけ経験があるのが、カメラ量販店(中古品も取り扱っていた)と中古パソコン屋です。いずれも「店員さん」をしていたため、仕入れや 運営の部分は全くの未経験です。つまり、「売る物をどうやって調達しているのか?」がわかっていない状態です。かなり不利ですね。
これら2つのお店では、「常連さんとかなり長い時間喋る」という事を頻繁に行なっていたという共通点がありました。顔馴染みのお客さんの思考が分 かってきて勝手に(中古品=1品物)取り置きしておいたりして、「ええのが入ってるんですよ。」と言ってカウンターの下から物を出すと大層喜んで下さる、 という事がありました。
オペレーションのマニュアル化(属人性排除)、お客さんに対する余計な干渉をしない、なんて事が求められたりもする昨今ですが、私としては、私がお店に求める大切な要素はこれだな、と思っていたりします。あ、これは飲食でも同じですね。
立地について極端な話ですが
六本木ヒルズは大改装中です。多くのお店が姿を消し、多くのお店が参入してきます。ファッションや高価な物はよくわからないので言い切れませんが、そのどこもが大手というか、名が通ったというか、そういうところばかりのような気がします。
平日の事情しかわからないのですが、往々にしてどこのお店も空いています。「これで商売が成り立つのだろうか?」と心配になってしまっていたのです が、案の定、沢山のお店が撤退されているという事は、成り立たなかったという事なのでしょう。恐らく、他の場所にも沢山お店があって、六本木ヒルズのお店を閉めても大丈 夫なのかもしれませんが、やはり撤退となるとそれなりのダメイジがおありでしょう。もしかしたら、六本木ヒルズという集客に期待して外れた、というのが正 直なところなのかもしれません。
私はいきなり丸腰で始める無謀野郎なので、家賃は極めて低いというのを条件に挙げたいと思います。もっとも、いきなりこんな奴に高い物件を貸してくれる人なんていないのでしょうから、心配するに及ばないのかもしれませんが。
何かを決めなければ始まらない
その後、最前線から退いて少し時間に余裕があるという事で、今回の無謀プランについてお話を伺う事が出来たのです。
結果は「やっぱりそうですよね。」と無謀さを納得させられつつも、色々な可能性を示唆して頂けたという感じです。なんにせよ、何かを決めなければ始まらないという事で、つまり、どこでやるのかとか、何を売るかとか、1つでも足場にできる事を決めないと次に進めないよ、と、極当然な事を改めて気づかせて下さいました。
というわけで、色々な場所へ行ったり、色々な人に聞いたりしつつ、まず何か1つ決める所から初めてみたいと思っています。
Hさん、ありがとうございました。また相談させて頂きますので、よろしくお願いします。