弱虫あい | ヒトリゴト

弱虫あい

今日は、母の2度めの手術でした。

締切りの週にも関わらず快く休みをくれる先生に感謝しつつ、普通の会社でも有休くらいくれるよなぁ・・・と斜めになりつつ、病院にカンヅメになってきました。

仕事場では、先生にしか話してないんですよ。後輩とか学生さんとか、自分より下の立場の人に心配されるのって、強がらないといけないのがしんどいから、黙っててもらってるんです。

「明日はどこ行くんですかぁ~?♪」って、クリクリした目で聞く後輩に、「楽しい用事じゃないんよ~。ごめんね」って答えてブルー。

今回は6時間にも及ぶ大手術でした。

母のお姉さんとお兄さんが来てくれていたので精神的にかなり助かりましたが、手術を前にしてやっぱりすごく不安定な日々を過ごしていました。

わたし大抵のことに楽観主義者ですけど、それって「どーでもいいから」なんだなって知りました。もしうまくいかなくても、そしたら別の方法を考えればいいし、わたし自身を脅かすような問題じゃないって思って、それならリラックスしてたほうがいいし♪って。

でも母のことは、どーでも良くないです。

だから、どんどんどんどん悪いほうへ考えていって不安でたまらなくて、悲観して泣いて、苦しいです。

手術室から出てきた母は、前回と同じように気分悪そうで、しきりに「寒い」と訴えてました。

わたし、手が熱いんですよ。体温そのままくらい。

シーツから出てる母の冷たい手を握って温めてたら、力強く握り返してくれて、手と手がつながった状態で「わたしって、今でもこの人の一部なんだな~」って感じました。

神様、

他のものなら何でもあげるから、お母さんだけは奪わないでください。