ムスコ 4歳4ヶ月


扁桃腺とアデノイドの手術をしました。

その記録です。

長いですが興味のある方はどうぞ。







うちの近所には扁桃腺をちゃんと診てくれる良い医者がいないと小児科医の勧めて大きな病院を紹介されました。

以前ムスメの火傷の時にもお世話になった病院で、高速を走る事2時間弱ほど。




7月初旬 初診


主に問診(いびきをかくか、寝汗はかくか、寝てる時の様子、口呼吸か鼻呼吸か等々)、軽く口の中を見て、やはり大きさから手術が望ましいと。アデノイドについては手術の時に一緒に確認して必要なら処置します(確認には機械の挿入が必要なので麻酔が効いてる時が良いという考慮)

ということで次は麻酔科の予約と手術日の予約を取りました。



翌週 麻酔科初診

アレルギーの話、いつも飲んでいる薬の話、手術にあたっての病院の流れや麻酔の方法の説明が本人同席の下ありました。

麻酔をかける時に使うマスクも実際に見せてもらいました。




6月末からムスコの体調が良くなく、小児科へ3度かかりまして…しかもそれぞれ別の症状(喉、皮膚、鼻)で1週間おきに抗生物質を処方されては5日間飲む、というのを手術日の週まで続いてて手術が延期にならないかハラハラする日々を7月中ずっと過ごしていました。

(今回逃すと次に取れる予約は10月末だと言われてました)


毎日何かしらの薬を飲ませたり塗ったり…

免疫力が下がってる中で手術する不安もあり。


でも睡眠時の無呼吸も日に日に増えてる気もするし熟睡できてなさそうなのも可哀想だし、食事中に鼻呼吸ができないのも苦しそうで早くなんとかしてあげたかった。


とはいえ、4歳で全身麻酔しての手術…

生まれてからずっとトラブルの起きやすい肌、アレルギー体質で食べ物も制限され薬が絶えない生活、そして今回手術、胸が苦しかった。


でも健康に近づくための手術、前向きに…





無事迎えた手術日病院


6:45 病院へ来てくださいということで

4:00に起こして本人のシャワー、歯磨き

4:30に家を出発。


事前に本人に流れを伝えていたのでぐずることなく車へ


6:00 病院へ到着


6:45 科の窓口が開き受付を済ませると病室へ通され、ムスコは術着に着替えた。





7:30 ベットと共にムスコはオペ室横の待機室へ。私も同行しました。(親一人付き添い可)

事前に洗濯しておけばドゥドゥも持って行けます。


8:00 手術担当してくれる人たち6~7人が訪れ術前の問診。

皆さんマスク越しでも笑顔で接してくれた。

最後は男性に抱っこされてオペ室へ。

ムスコは「マモーン!ぎゅっとー!(ハグして!)」と泣くのをなんとかこらえつつ、でもほとんど泣いてるような声色だったけど弱音は吐かず頑張ってた!!



その後私は病室へ戻ると、隣の部屋から

「手術したくないー!!!泣」

とムスコより年齢の高そうな男の子の泣き叫ぶ声が聞こえてきた。


彼は何のオペをするんだろう…

理解できる年頃なのかわからないけど、怖いよね…

ムスコは多分手術の恐怖より、親と離れることの不安が大きかったと思う。(喉のボール取るの怖い…とは言ってたものの)



9:00 手術が終わったと連絡をもらい、回復室へムスコを迎えに行く。

まだ眠っていた。

目の下には涙が溜まってた跡が…でも流れてなかったので、泣かないように頑張ったんだなーと思った。

鼻には血が出た跡、下唇は少し腫れたような感じになっていたけど、すやすや寝てた。


少しすると目を覚まして

「家に帰りたい」としきりにフランス語で言い始めた。

本人は切り取った扁桃腺も見てみたいと口の中の写真を撮らしてくれたけど、見えなかった。



目を覚ましたけどしばらくはこの回復室で過ごす。

すると、手術を終えたムスコと同じくらいの歳の女の子がベットで運ばれてきた。その子もまだ麻酔で眠っていた。

グーグーいびきをかいてよだれ

(麻酔されてる人を見るの初めてで、こんなにいびきかくほど爆睡なんだなーーとちょっと笑った)



術前の話だと、病院から遠方に住んでいるので術後の状況次第では一泊入院が良いかもしれない(普通なら6時間病室待機したら退院)と言われていた。

術後の先生からの話では、手術は上手くいったのでこの後の待機で問題なさそうなら今日帰っても大丈夫です、ということに。


10:20 病室へ戻る

本人は麻酔から覚めて以降眠る事はなく病室のテレビやスマホでYouTubeを見たり持参した塗り絵したりして過ごした。

「家に帰りたい」は何度も何度も言っていた。


13:10 今日初めての食事。

バニラのクリームデザート、飲むヨーグルト、バニラとイチゴのカップアイス、リンゴジュース






16:00 最後の検診で問題なしということで退院


車に乗ると緊張の糸が切れたのか、駐車場を出る前には寝る体制になっていたムスコ。

小さい体で、よく頑張りました!!




術後の変化クローバークローバークローバー


術後5日程度はいびきする時あったけど1週間後以降はほんと静かに眠ってて生存確認したくなるほど爆笑

今までになく鼻から呼気が確認され感動を覚えるダッシュ


そして、話し声にも変化が!

今まできっと気道を塞がれてたのが改善されたのか?めちゃくちゃクリアな声に!

赤ちゃんに戻ったかのような可愛らしい声になってて、家族みんなもムスメの声か?ムスコの声か?誰?妖精がいるぞ!みたいな笑

この声でお願いされたらなんでもやっちゃうラブラブラブラブ(私)

オレにもしゃべってくれ〜ブルーハーツクソ〜そんな声で説明されたらビズ、ハグしたくなるー!!ブルーハーツブルーハーツ(旦那)


すっかり別人、思わぬ術後の変化を迎えております。今まではいつも鼻声みたいだったもんなー




術後の食事ジュースプリン


1日目〜7日間は冷たい液状の食べ物しか口にできません。(プリン、ヨーグルト、アイス、冷たいポタージュスープなど。固形のフルーツの入ったヨーグルトはダメ)


これ、4歳の子供には結構しんどい。

しかもアレルギーのあるムスコ。

ヨーグルトの種類は山ほどあるフランスですが、たぶん半分は食べられないやつ。(全種類の表示を確認したことはありませんが、意外とアレルギーでひっかかるやつ多い)

アイスに至ってはほぼ全滅(食べても症状出ないやつとかもあるので実際は食べられるのかもしれないけど)

アイスはアイスクリームメーカーを買ったので家で作った物をあげるとして、

ヨーグルトもいつも大体決まったヨーグルトを食べさせる


ある程度食べる物は数種類揃えたけど、問題だったのが


冷たい物はもぉイヤ!


という本人の「寒い」という訴え…


全世界で猛暑となっているこの時期、我が地域はというと手術の日前後は7月末とは思えぬ寒さ!1日を通して16~23度という、秋ですか?みたいな気候。


なので、アイスは寒いから食べたくない、プリンもヨーグルトも寒いからいらない。食欲ない。

アイスクリームメーカーの出番なし昇天


手術翌日からずっとこんな感じでまともな物を口にできていない。


朝はオレンジジュースを少し飲めるのと、昼と夜は冷たい味噌汁だけは飲んでくれますが、甘い物はもぉ飽き飽きしている様子で食べません。


ご飯とか離乳食のようにブレンダーで潰してトロトロにしたけど、ご飯=粒 が食べたいムスコは味見すら拒否

ニンジンスープも味見拒否

プリンも手作りしたけど一回で飽きて二個目以降拒否(ムスコがいらない甘い物はムスメが食べてる…)


2日目からパンが食べたい、塊のお肉が食べたい、と訴えているけどあと数日頑張ってもらうしかない。


5日目 ムスコも親も結構限界。晩ご飯でほんの少しのパンの中心の白い部分だけ、小さくちぎり味噌汁に浸して与えたら大喜び。

涙を流して食べていた…「なんでだろう、涙が出る」by 4歳児

こんなちょびっとなのに、食べ物の影響はすごい


6日目 パンを水分に浸けたらイケると本人も思ったのか、昼、夜は食パンの白いところを味噌汁にinするスタイルに。小腹が空いたらヨーグルトと飲むヨーグルトでとりあえず満たしている。



8日目 冷製、液状食は卒業!ぬるめの温度で柔らかいものが食べられるようになりました。

(〜15日目まで。その後は普通食になります)


もらった書類による例: パンオレ、牛乳に浸したシリアル、パスタ、よく加熱した米、スムル、柔らかいケーキ、ひき肉、パン粉の衣のない魚、オムレツ、グリンピース、野菜のピューレや塊のないポタージュ など



…医者はミキサー食って言ってたけど、この紙だと結構もぉ普通食じゃね??




処方箋について薬薬薬


ドリプランとイブプロフェンを交互にあげる

とりあえず退院後2日くらいは痛みは出るだろうから定期的にあげるように、その後は痛かったらあげてくれ、という指示。

結果3日目の早朝1時(熱っぽく眠れなくなった様子)にイブプロフェンをあげたのを最後にその後は痛みを訴えることなく薬はあげずに済んでます。


鼻洗浄

使い切りの目薬のような洗浄液で1日3回鼻洗浄を行う。

毎回雄叫びえーん

血の混じった何かが出るかと思いきや、毎回クリアです。ちゃんと奥まで洗えてるのかナゾえー?



手術から2週間後に検診です。



今年は日本への帰省を断念していましたが、こーゆーことが重なったので結果的には帰らなくて良かったかなと。

しかもタイミングも幼稚園が休みの時期だったことも良かった。(特別に休む必要もないし、幼稚園行くとだいたい風邪もらって帰ってくるから手術延期率高し)


術後は2週間は家で安静に、ということで、この夏ずーーっと日照り続きだった我が地域、何ということでしょう…手術翌週から今度はずーーーっと雨(1日を通して雨時々曇り)=外遊びできないOK

外に行きたいとぐずられることなく家でムスメとシルバニアファミリーで遊んでます笑



ちなみに旦那も2歳の時にアデノイド、14歳で扁桃腺の手術をしています。

14歳の時の記憶は濃く、術後喋ることも笑うことも痛くて苦痛だった、アイスばっかり食べてた、ということで、ムスコは喋るし叫ぶしアイスは食べないし、驚いてました笑



ストレスフルな7月でしたが、やっと最近落ち着いてきましたにっこり

ムスコも元気にすごして回復している様子です合格