我が子がフランスにて誕生しました。
初回の予定日は22日。
7月の検診では主治医から予定日早まって15日かな!って言われ、予定日って変わるもんなん!?と思ってたけど、実際出てきたのは更に早く。
フランス現地時間 8月6日 かわいい娘が誕生しましたー!
思い返せばフランスで過ごしたこの妊娠期間、もし日本で過ごしてたら出産についての心構みたいなのもきっと違ってただろうなーと感じます。
というのもまだまだフランス語の理解に苦しむ片言な私、お産への恐怖とか余計な情報が入らないだけに、ただただ能天気に我が子の誕生を楽しみにするばかりで過ごせました笑
出産当日
6日(日) 朝、旦那はまだ寝てる。
私一人起きて朝食を食べ終わった10時半頃、噂の ”生理痛” のような痛みが少しあることに気づく。
まさかね〜
と思いいつものように家中を掃除し、またお腹が痛い、、、と時間を見る。ちょうど30分前にも痛かった、、、でもまだ規則的かどうかわかんないし、掃除続けよー。せっせといろんなところを掃除し、掃除も終わったので少し休もうかな〜と11時過ぎ、廊下を歩いていると生理のような何かが漏れる感覚が。
トイレに行くと出血!
これが噂の おしるし かーーー
えーーーっと確か、、、おしるしがあってもすぐ出産とはならいんだよねー?お腹も痛いのは、同時にあるもの?きっとこれは前駆陣痛だろうなー。。。
すぐにスマホで検索!
”おしるしと同時にお腹痛いのは異常のサインかも!?!?”
マジで!?いや、それにしても常に痛いわけでなく2分間だけ痛い感じだし、、、
とりあえず前駆陣痛かもしれないけど病院行くなら家のこと済ませてからにしたい!と思い、なんとなく溜まってた洗濯物を回す。
旦那起床。
「出血があったんだよね〜お腹も定期的に痛いんだけど」と言うと「なんですぐボクを起こさないの!?」と言ってすぐさま義母に相談にいく旦那。義母の勧めで念のために病院でチェックしてもらうことに。私も義母も「まー今日は生まれないだろうけどね〜。生まれるのはきっと3日以内とか1週間後とかでしょう」と言いながら一応入院のための荷物もまとめ義両親に見送られ「また後でね〜」と手を振って家を後にしました。
病院まで車で20〜30分程度の場所。移動中痛みもなくいつも通り。
13:00 病院着。
当然ながら日曜日なので外来はなく静かな病院内を歩きお産室へ向かう。
助産師さんが来るのを待っていると、来たのは両親学級で指導に当たってくれた助産師さん!
あーーーーなんか初対面じゃないだけに安心するーーー
出血があったことを伝えると、とりあえず診てみましょう、と内診。
子宮口は1cmしか開いてないけど微量だけど出血とともに破水の傾向がある、ということで自宅にはもう帰らず病院で待機、ということになりました。
え?今日生まれるの!?
とまだ半信半疑な私 笑
助産師さんに「細菌感染してないかの再確認を18時にするのでそれまでは部屋で待機してね」と言われ部屋に案内されました。
私のお世話になった病院はお産のための入院ルームは全室個室
下手な安いホテルよりも広くて快適 笑
その段階で3時半頃。なんか痛みも頻繁になってきたなー。と思って病院側が準備してるバランスボールに乗って痛みを乗り切る。
このバランスボール、効果あるんかいな、、、と思ってたけど 効果絶大でした!!!!(私の場合)
ちょっと痛いので横になろうかなーとベットに横たわると、痛みの乗り切り方がわからず余計苦しむ
ただただバランスボールに乗って、痛くない時はバランスボールに乗ったまま上半身をベットに預け眠る。。。痛みで起こされ旦那に腰をマッサージしてもらい耐える。→眠る→痛みで朦朧としながらバランスボールでゆらゆらする→眠る..... その間旦那に間隔の時間を計ってもらう。
痛みが来た時、すぐにマッサージしてもらいたいけど旦那は私から託された「時間計測」という使命をまっとうするため陣痛始まった約5秒間先に時間のメモを取りマッサージにやってくる。その数秒がつらくてつらくて、痛みで声を震わせながら旦那を呼ぶ私。
気づけば眠れる間隔が短くなってきたけど、今何分間隔?と聞くと2分間隔。
16時で既に2分間隔
え?もぉ2分間隔!?いつお産室に行くの?
と思いナースコール。
何分間隔になったら移動するんですか?と聞くと、行きたければ行っていいですよ〜という看護師さん。
「次の陣痛が治まったら行こう!!」と旦那にはバランスボールを持ってもらいいざ移動。
部屋からお産室までは普通に歩いて1分もかからない場所。でもやっぱり途中で陣痛きたー!!
廊下でバランスボールに乗り陣痛が過ぎるのを待つ。。。もぉ目の前なのにあの場所に簡単に行けないなんて、、、と思ってると助産師さんが迎えに来てくれた笑
再度検査室に入りモニタリングと内診。
バランスボールにはもう乗れないのね!!!!横になると更に痛いよーーーー!!!バランスボールに乗りたいよーーーー!!!!と思いながら横たわって陣痛と静かに格闘。
「5cm開いてるわ」
陣痛中は歩け歩けと言われてるけど全く歩くことなくバランスボールに乗ってただけでもぉ5cm開いたの!?
バランスボールすげーーーー
助産師さんが「膜がなかなか破れないから、人工的に破る?」と聞いてきた。
「痛いんですか?」←此の期に及んでまだ痛いのは嫌。
更に「麻酔する?」の質問には「今後これ以上痛いの?同じ?えーーーどうしよう、、、あ、また陣痛.....!!!!!」←陣痛中痛みで声が発せない。
麻酔については返事もできぬまま、とりあえず卵膜破ったら進みが早い、ということで破ってもらうことに。
卵膜破るため5時頃いよいよお産室へ移動。
卵膜破った痛みはなく、温かいものが流れ出る。
これが 破水 !?
もぉ何が漏れてるんだかわからない感じに下はなってる。。。笑
陣痛中ひたすら旦那の手を握る。
強めの痛みになってきた頃、ウ◯コしたい衝動にかられる笑
旦那にトイレに行きたい、ウ◯コしたい、と言うと旦那ナースコール。
「もうこの段階だとトイレには行けないし、きっとそれは赤ちゃんね。もしそれが違っても気にすることないわ」
しかし私は思った。それは赤ちゃんでなくウ◯コだと笑
なんかいろんな覚悟をそこで決めた気がした笑
助産師さんが様子を見にやってきて、「じゃー次の陣痛来たらいきんでみましょう」と。
え?もういきんでいいの??え?もう10cm開いてんの!?早っ!
いきむこと数回。
1回の陣痛で3回いきむって両親学級で教わったけど、
「はーいマダム!いきんで〜!!アンコールアンコールアンコール......!!!!!!!!」
いきんで!押して!もっと!もっと!の掛け声が長くて1回の陣痛で2回が限度!笑
友達は3回くらいいきんだら出てきたって言ってたなー と頭をよぎる。
3回、4回、5回、、、、、、
そのいきんでる間、まだ会陰切開はしてない様子で助産師さんがひたすら赤ちゃんが出てくるのを手助けするために会陰を指でグリングリン広げまくる。それまた痛い。。。陣痛とは別の痛みって感覚しっかり伝わる。
何度いきんだだろうか、赤ちゃんそこまで来てる感覚はあるのに、私もこのままいきんでも出てこないんじゃないか?と出せる気がしなくなってきた頃、助産師さんも何やら相談。しばらくすると男性ドクター登場。
次にいきんだ時に会陰切開。これまた感覚あり!
陣痛中は何されても陣痛が痛すぎて切られたりするの感じない、って巷の噂だったよね!? 私、痛みを感じるんですけど!?!?
そしてさらにいきむ。いきんでる最中も赤ちゃんの頭付近で会陰開かれたり何やら処置が続く。痛い、、、。
ドクターが「はい、いきんで〜〜〜、いきむの止めて!。。。。はいまたいきんで!」
パンパカパ〜〜〜ン
17時45分 2820gの女の子登場!!!!!!!!
手を大きく開き んぎゃ〜〜んぎゃ〜〜〜!!!!と言いながら私のお腹の上に乗せられました
テレビで出産シーンを見てるとだいたいこの辺りで泣きそうになる。
きっと私も自分が赤ちゃん産んだ時、泣いちゃうな〜 と思ってた。
でも現実は、、、、
ぬぁ〜〜〜〜やっと出た、、、、
あ〜〜〜〜〜疲れた、、、
この子がお腹の中にいたのね。信じられない、、、
私にも旦那にもまだ似てない、これが私の子か〜〜不思議〜〜〜
あ〜〜でも、かわいい〜〜〜
と、疲れてて全然泣くどころでもなく笑
胎盤も無事排出。
その後同室で赤ちゃんの体重測ったり綺麗にしてもらったりを横目で確認しながら、ドクターは私の処置を続ける。
会陰切開しなくても大丈夫そう、と検診時には言われてたけど、いきむのも終盤、赤ちゃんモニターでは赤ちゃんも疲れてきてるので急いだ方がいい、ということになり切開し、吸引もされたようです。
切られたところを縫う前に部分麻酔をチクチク。それまた痛い。縫うので針をチクチク、麻酔まだ効いてないっす!!痛いっす!!!何針も縫われたので裂けたのかと思ったけど、裂けてはないらしい。患部は怖くて未確認
その後子宮に残った血やらなにやらを出すためお腹を上から押される。それまた結構痛い!!陣痛中はひたすらながーく呼吸してるだけだったので騒ぎ立てることもなく過ごせたけど、この押される時が一番この出産でうなってた気がする笑
赤ちゃんもきれいになり、服も着させてもらったら、そのまま2時間くらい??お産室のベットで赤ちゃん胸に乗せて休憩。
そして部屋に車椅子で赤ちゃんと共に移動。
赤ちゃんと別室になることはほぼなく、そのままその後の入院生活を送りました。いきなり赤ちゃん任されて え!!?? どうしたらいいの??? でも寝てるから、そっとしとこうか。と旦那と静かに赤ちゃん見守りながら私は夕食を食べる。
出産、疲れたけど思いの外早く出てきてくれて、赤ちゃんありがとう
麻酔することなく出産の経験ができたことも良かった。(陣痛の痛みで、麻酔するか?の返事がのびのびになり結局最後まで麻酔なしでいけました)
「感染してないかの再確認を18時にするのでそれまでは部屋で待機してね」
あの時言われた助産師さんの言葉。18時になる前に生まれたなー 笑
入院中も、退院後もなかなか忙しくて自分の時間がとれない日々がスタート
入院エピソードはまた後日
さてさて、授乳タイムだ!!