今は戸建ての我が家も、私が幼稚園のころは団地住まいだった。


そのころの私は突発的に起こる酷い目まいと吐き気、そして耳鳴りの症状に悩まされていた。



それを母に訴えても

「高層団地だからねぇ。人間は地面から離れて生きていけないのよ~。

だからじゃない?」と独自の持論で病院にかかったことはなかった。


その症状も年齢を重ねていくと少しづつ改善されて、今ではほとんど出ない。



そのことを後に友人に話すと

「メニエール症候群じゃない?ストレスでは・・?」と。



ちょうどその頃、母親に殴られる日々を悲観して幼稚園児の私は、

「人生は辛い」とコソコソ泣いていたのを思い出す。

・・どこでそんな言葉覚えたのやら!(´Д`;)


本当にあの人はよく殴った。

私の失敗はもちろん、自分の気に入らないこと・・そのほか色々。


両手で髪を鷲掴みにし、思いっきり頭を左右上下揺さぶる。

それはもう何分も、時に数十分も罵声を浴びせながら・・。

そのまま床に私を投げ捨て、母の手に絡みついた大量の髪の毛を汚そうに払い、

最後に蹴りを一発がお決まりのパターン。

泣こうが喚こうが絶対に止めてくれない。恐怖の日々。


週何回もそれを繰り返す。


でも、そうやって殴られても痣は残らないから誰にも気づかれない。

人前では絶対にしないから。


父も知らなかっただろう。

もちろん祖父母たちも。


私が殴られた後、頭が痛くて痛くて、頭皮を枕につけることも出来ず、うつ伏せで寝たり、

首に枕を引いて寝ていたことを。




妹にも喧嘩で引っ張られ抜ける髪の毛たち・・

・・今、髪の毛残ってて良かった(ノДT)と真面目に思う。