●投資ファンドの運用手法について


まず、投資ファンドをご存知でしょうか。


投資ファンドとは、複数の投資家から集めた資金を用いて投資を行いそのリターンを分配する仕組みをいいいます。


投資ファンドの運用手法は、多きく分けて2つあります。

それはアクティブ運用とパッシブ運用です。

①アクティブ運用

アクティブ運用では、アナリストが個別の会社を分析したり、ファンド・マネジャーが市場を分析したりして、積極的に儲かりそうな会社や、産業セクター、国などに投資していきます。

②パッシブ運用

パッシブ運用では、あらかじめ決めておいたルールに従って証券を購入して、基本的にそのままほかっておくバイ・アンド・ホールド戦略をとります。パッシブ運用は、既存のインデックスそっくりに証券を買うインデックス運用のことだと思っていただいてOKです。

つまり、アクティブ運用では金融のプロが英知を結集してマーケットを出し抜くことを目指すわけですが、インデックス運用では消極的にマーケットと同じパフォーマンスを目指すことになります。

●証券会社の売買手数料について


証券会社で、株式を売買する際には、売買手数料がかかります。


この売買手数料には主に以下の種類があります。


①ボックスレートタイプ

1日の売買代金の合計によって手数料が決まるタイプ


②売買ごとに手数料が発生するタイプ

注文が約定するごとに決められた手数料がかかるタイプ


③1日定額タイプ

何回、いくら売買しても、手数料が定額で決まっているタイプ



自分の資金や、投資スタイルを考慮しながら、これらの手数料体系のうちどれが最適か考えて選択しましょう。

●証券口座の開設手順


株式投資を行うためには、まず証券会社で証券口座を解説してください。


証券会社には店舗を構えている証券会社と、インターネット専業のネット証券があります。


店舗を構えている証券会社は口座の維持手数料や売買手数料が高い反面、店舗で情報をもらえたり、ファイナンシャルプランナーなどの社員がアドバイスをくれたりします。


ネット証券については、断然手数料が安いというメリットがあります。デイトレードを行うなら絶対にネット証券がおすすめです。


証券口座の開設は主に以下の手順で行います。


①ネット証券のホームページで「口座開設申請」のページを開く。


②必要事項を記入して送信する


③ネット証券から口座開設申請書が届く


④申請書の内容を確認して押印する


⑤身分証明書のコピーを同封して返送する


⑥審査(問題なく通る)


⑦IDとパスワードが届く


⑧ネット証券のホームぺージから口座にログインする



以上です。

●株式投資とリスク


株式投資にはリスクがつきものです。これは株式投資だけではなく、投資というゲーム全般にいえることかもしれません。


リスクを挙げていけばいくつもでてきてしまいます。


しかし、株式投資を始めたばかりの場合は、まずは以下の2つのリスクに注意を払ってください。


①株価の変動リスク(値下がり、値上がりのリスク)

株を買った場合、買った値段から株価が下がると損失を被る可能性があります。また逆に空売りで株を売った場合、売った値段から株価が上昇すると、損失のリスクが高まります。


②倒産リスク

株を買った場合ですが、買った株の会社が倒産してしまうと、株式の価値はほぼゼロ円になります。あの日本航空でさえ、倒産し、株価はゼロになりました。たとえ上場企業であっても倒産というリスクは身近に存在するので、これには注意を払う必要があります。最低限、投資を行う前に、財政状態くらいは確認しておいてください。

●ROEと株式投資


株市投資をしていると、よく3文字のアルファベットに出会います。その代表的なものが、PER、PBR、そしてROEです。


ここでは、ROEについて簡単に解説したいと思います。



ROEとは、収益性分析の一指標で、株主の持分に対してどれだけのリターンを生み出しているのかを示す指標のことです。

英語では、Retern on Equityの略称で、日本語では、株主資本利益率、自己資本利益率と訳されます。


ROEの計算式は以下のとおりです。



計算式: ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100


簡単なものです。


要するに、自己資本を使って、いかに効率的に利益をあげているかを計る指標ということになります。株主としては、「俺たちのお金をちゃんと、効率的に使っているのか!?」ということを監視するための指標として使います。


負債とのバランスもあるので、一概に何%が良いなどとは言えませんが、


できれば高い方が好ましいでしょう。

●流れを味方につける


どんな勝負事にも共通して、「流れ」というものがあると思います。そのときの雰囲気であり、全体の勢いです。良い場合もあれば、悪い場合もありますよね。


それは、フットボールやバレーボールの試合でも、麻雀でも、そして、株式投資やFX投資でもあります。


株式投資をしていても、勝ちに勝つ流れがくるときがあります。


私の場合、いい流れがくるときは、どんな銘柄でも連戦連勝することがあります。


どのタイミングで投資しても利益確定となるという経験が何度かありました。


自分にとっていい流れはどんなときか?


これを覚えておくと勝率アップにつながると思いますよ。

●割安株投資の落とし穴


あなたはどのような割安株投資を行っているでしょうか?


昔、株式投資といえば、全て割安株投資だったと言います。何となく買ってしまうのは株式投資の初心者だけで経験者はみな割安株投資を行っていました。


ただ、割安株投資と一口にいっても、一般的に考えられている割安株投資には落とし穴があります。それは、ファンダメンタル分析のみに頼って、数字だけから割安度を判断していることです。


これは割安株投資における落とし穴です。


投資の成績には投資タイミングも非常に重要な要素となりますので、その意味ではテクニカル分析やマーケット全体の流れを無視して、割安を判断することはできないはずなのです。


本当の割安株投資はファンダメンタルズ分析投資とテクニカル分析投資、そして相場の全体感を合わせた投資方法なのだと思います。


これを知ることで割安株投資の落とし穴に陥るのを避けましょう!

●株主の意味


では株主になるとどうなるのでしょうか。


株主はその会社のオーナーですから、会社の様々な権利を所有することになります。


その権利をざっとあげてみると、配当をもらう権利、株主優待を受ける権利、株主総会に出る権利(議決権)、株式分割などを受ける権利、会社が解散したときに残った財産を受け取る権利などがあります。

これらの権利について少し詳しくみていきましょう。



・配当をもらう権利
株式を発行した会社は利益を上げると株主にそれを分配します。たくさん儲けた会社ほど多く配当を出すことができます。


利益が出なければ当然配当はなしです。だから儲けて配当を増やしてくれそうな会社の株を買いたいところです。それは自分で見極めないといけません。


現在の日本企業の配当率はだいたい1%~2%くらいです。それでも預金利息よりは高いですね。配当をもらうには株を買うだけではいけません。


権利日に株を持っておく必要があります。権利日とはその日に株を持っていれば配当を受け取る権利を得られる日です。逆にその日1日だけ株を持っていればOKです。ただし、会社によってその権利日は異なるので注意してください。



株主優待を受ける権利
優待はやっている会社とやっていない会社があります。雑誌などで紹介してくれています。


優待も配当と同じで権利日に株を持っていればもらうことができます。会社によって様々な優待があるのでうまくすれば結構おいしい思いができます。


株主総会に出る権利
これはつまり経営に参加する権利です。株には1株ずつに議決権というものがついています。ですから株主総会に行って議決権を行使することによって会社経営に口出しすることができるのです。


ただし、保有株数の差によって議決権の強さにも差があります。当然たくさん株を持っていれば強い議決権を行使できるのです。



会社が解散したときに残った財産を受け取る権利
会社は株主総会で解散が決議されたり、他になんらかの理由で解散することがあります。そのときに会社に残っている財産を持ち株数に応じて分配します。上場株式には解散や倒産はほとんどないと思われますが、


もし、解散したときに株主に対して、1株当たり払えるお金と、株価を比べたものにPBR(株価純資産倍率)という指標があります。PBR=1ということは現在の株価=解散価値になっているはずです。


以上が株主の意味でした。

●「株式」の意味


株式投資をするにあたって、株式の意味を知らないと、カモられます。


この際、ここで株式の意味を学んでおきましょう。


“株式”ってどういう意味でしょうか。


株式はこう定義されます。「株式会社における均等に細分化された出資者の持ち分」です。


つまりこれはどういうことなのでしょうか。

株は株式会社が発行する価値を持った「紙切れ」です。お金(紙幣)は日銀が発行する「紙切れ」ですが、お金のように価値のある紙を各会社が発行しているのです。


そして、


このように“株”を発行する会社が“株式会社”なのです。


どうして株を発行するのかというと、その株を買ってもらうことによってお金を集めるためです。株式会社は株を買ってもらったお金をもとに事業を行うのです。



株を買うということはその会社の一部を保有するということになります。つまり、これが、その会社の株主になるということなのです。


以上が株式の意味でした。

●購買力平価の意味


株式投資を考えるうえでは、為替市場の理解も必要になってきます。


そして、その為替市場を理解するうえでは、購買力平価の意味を抑えておくと非常に良いと思います。


そう、通貨のことを知る上で欠かせない用語として、「購買力平価」があるのです。


購買力平価とは、各国の換算物価が互いに等しくなるような為替レートのことを言います。


例えば、東京の物価は、NYやフランスのパリなどの都市における物価と比べて、割高な水準にある場合、円安の方向に購買力平価があると考えられます。なぜなら、円安が進めばこれらの価格差が縮小し、異なる国でも、「同じものは同じ価格」となり、しっくりきますよね。


一般的に、商品やサービスの売買における価格は、市場原理によって形成されます。



ということで、2つの商品がまったく同じであれば、価格の安いほうを選択するという消費者心理が働きますね。このとき、より安い商品やサービスを提供できる国の通貨の為替レートが上昇し、実質的な価格差が縮まる方向に導かれる傾向にあります。


これが、購買力平価の考え方、意味となります。