今夜は2014年最初の雇用統計の公表がある。

昨年の雇用統計は「非農業部門雇用者数」の増加幅が大きく注目されていたが、今年の雇用統計に関しては、「失業率」の方が重みを増すかもしれない。

というのも、FEDはガイダンスで、失業率6.5%を改善傾向の基準においている中で、前回の雇用統計では失業率7.0%まで下がってきているからだ。

仮に6%台への失業率低下が確認されれば、FF金利の引き上げ時期について前倒し観測が台頭するので、ドルが買われやすくなるということで、「失業率」の重みが増すと考えている。




こんな中、ドル円は105円手前水準で推移している。

雇用統計強気派がドル円の高値更新を見据えているためだろう。

このような状況では、雇用統計の数字が市場予想よりも良い場合、105円前後ではショートも相当貯まっているため、勢いよく105.50円を超えていけば、一気に106円をつけて、そのまま下がってこないという展開になる可能性が高い(そして107円に向けて攻防する。)

特にNFPが市場予想よりも良くて、失業率も6%台に乗ったとなれば、106円コースだと想定している。

市場の関心がテーパリングから米金利の引き上げ時期に移ろうとしている今は、下手にドルをショートするのは避けた方がよいタイミングではないだろうか。

もちろん、その姿勢は、雇用統計の数字次第で、雇用統計が市場予想よりも良い場合である。




逆に雇用統計が市場予想よりも悪かった場合は、どうなるか。

少し悪いくらいであれば、テーパリングがゆっくりと行われるという観測から株式市場(NYダウ)が上昇し、それに反応する形でドルも買われるため、ドル買い円安トレンドに変化はないだろう。

ただ、かなり悪い場合は、先行期待感の反動や、株式市場の下落、金利引き上げ時期の後ろ倒し観測などが強まるため、ドルは急落する可能性が高い。

1円~1.5円の下落はあり得るし、そこからいったんドル買い円安トレンドも解消され、1ドル100円まで押す形もあり得るだろう。





相場はほとんどがそうだが、今回も、雇用統計の結果やその後の状況に対応する「臨機応変さ」を持ったトレードが功を奏するだろう。

ポジションの構築には、事前のイメトレによる仮説検証が大切である。

年末に向かう中、今年最後のBIGイベントが今晩。

日本時間午前4時に公表されるFOMCの金融政策だ。


マーケットの関心はこのFOMCで金融緩和が縮小されるかもしれない点に集まっている。

いわゆる今月からテーパリングの開始があるかのか、否か。


米国では、10月に政府閉鎖があったものの、その後の経済指標や雇用統計は、予想よりもある程度は良好にきている。

そんな中、金融緩和の縮小はいつ開始されてもおかしくはない。

市場参加者も概ね準備はできているだろう。


また、今晩のFOMCではバーナンキ議長が会見を行う予定だ。


この会見もFOMCの結果同様、重要なのは言うまでもない。

会見で今後のFOMCの姿勢や金融政策に関する考え方が読み取れ、マーケットに大きな影響を与えるからである。

ちなみに、バーナンキ議長の会見は日本時間午前4時半から予定されている。



市場は、概ね、金融緩和の縮小を織り込んだ。

波乱があるとすると、緩和縮小の有無、緩和縮小の対象、規模、期間、そして、FRBによる経済成長の見通しがどうなるかである。多少の縮小は織り込んでいるが、規模の大きい縮小やペースの速い縮小は織り込んではいない。



もしかすると今回のFOMC後の動きは、株式市場と為替市場の動きに乖離が生じることも想定される(株は下落し、為替はドル高(円安)という、いつもとは逆のパターン)。

また、マーケットけん引の観点を考えるときに、為替市場の動きが株式市場を動かすか、株式市場が為替市場を動かすか、このパワーバランスを見極めるには1日、2日、市場の動きを観察するのがいいだろう。


FOMC直後にトレードを行う場合は、決め付けでかからず、市場の動きを観察しつつ、異変を感じたらその異変に素直に従えるか否かが命運を分けるかもしれない。


あなたは伝説の投資家、ジェシー・ローリストン・リバモアをご存じだろうか?

彼は1900年前後に活躍した大物投資家・投機家である。空売りが得意であったことからも「ウォール街のグレートベア」という異名をもつ。

彼のトレードスタイルの場合、投資家というよりも投機家という側面が強そうだ。

とにかく企業のバリュエーションよりも相場全体の動きや雰囲気、歴史的サイクルを利用してトレードを行い、大きな財産を築いては、破産をし、再起して、また大きな財産を築くということを繰り返した男である。

一時は、動かす金額が莫大であったことから彼が相場を動かしているとまで言われていた時期もあるそうだ。

ジェシーリバモアの略歴はウィキペディアを参考にするといいだろう。

→ ジェシーリバモア|Wikipedia


ここでは、そんなリバモアが残した相場の格言を紹介したい。

時間が経過しても十分に通用しうる普遍の真理とも言える言葉である。

その言葉がこれだ。2つある。

"私の経験で言えば、大儲けに至った投機は、株でも商品でもエントリー後、すぐに利が乗ったトレードによるものである"

これは私自身も大いに賛同する。

これはよく言われる損小利大の考え方と似ているが、そこにさらに時間軸を考慮した考え方である。つまり、ポジションを立てて比較的すぐに含み益となる状態の取引は、マーケットのトレンドを的確に捉えた可能性が高いため、そのまま保有しておけば利がさらに伸びてくれるというものだ。

"価格変動の裏にあるさまざまな理由に興味を持ちすぎるのは良くない。本質的でないことに捉われて混乱するというリスクを負うからである。"

材料や報道に左右されやすい人は肝に銘じるべきだろう。

マーケットに「まさか」はつきものである。まさか、や、そんなはずはない、とあなたが思おうが思うまいがマーケットは動く。

マーケットが動いた原因は複数要因が絡んでおり、これという原因をつきとめることはまずできない。巨額資金を動かす一部の集団がいるのは確かであるが、一般人や関係者ですら、その情報を掴むことは不可能である。つまり、基本的にマーケットの動きは9割方分からないのである。

そんなとき、値動きの理由を求めても仕方がない。このリバモアの言葉は、そんな理由よりも、マーケットの動きに素直に従い、市場の空気や市場参加者の心理を的確に捉えよ。という意味ではないだろうか。


ジェイコム事件で有名になった日本の著名個人投資家、BNFさんも同じようなことを言っている。材料や理由を探すよりも、市場全体の動きや出来高を重視する、と。

投資家やトレーダーは大いに考察するべき内容だろう。
なぜか原因が分からないが、過去に紹介をしたことがあった下記のトレード商材が急に売れ始めた。


運用資産250億円!日経マネー主催「日本ベスト・オブ・ファンド部門」で第2位の実績を持!日経225オプション取引戦略【生方茂樹のイーポジ戦略】



経路としては、検索経由で紹介記事を見つけてくれて、そのまま購入してくれているようだ。


このトレード商材は、マーケットの上下に左右されない戦略を取っているのコツコツ型としておもしろいと思い紹介した商材。

今のように、上下に振れているときは初心者は「相場の行って来い」の洗礼を受けることになるが、こういったトレード商材を使えば、損失どころか利益を得られることもあるので、購入を検討してみてもいいだろう。
日経平均は-700円を超える下落を記録。

5月に上昇した分をすべて消す形で引けた。

ただ、米国市場は比較的安定しており、為替も一時、1ドル100.50円を割り込んだが、その後円売り圧力に勢いが増し、1円以上円安方向に巻き戻しを見せている。現在、101.70円。

この感じだと、明日の日経平均は大幅反発で始まりそうだ。


■大局感

日経平均は急上昇だった分を、ここ1週間で取り消すような形で調整が入った。

しかし、13500円付近では実需の買いがたくさん控えているようで底堅いと思われる。

また、ここからはいったんの反発も見れるだろう。

他方で、14000円~14500円付近では、やれやれの大きな売り圧力が待っていると予想される。

その後の動きは、米国の経済指標や来月のFOMCで左右されることになりそうだ。
異例の介入らしい。


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インドネシアでは、ルピア建て債が急落したことで、中銀は債券買いの介入に動いた。介入前には同国5年債利回りは2カ月ぶり高水準の5.29%に上昇した。

中銀のWarjiyo副総裁は介入したことを認め、短期利益目的の外国人投資家が債券を投げ売りしていたことが理由だと述べた。

引用元:ロイター
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こういう動きがあると大きく資金が動き出す兆候。つまり、今までの株高・円安ドル高の流れがいったん終了し、その逆に回転しはじめる可能性がでてきた。


ただし、長期にわたっての動きではなく、いったん数カ月単位での動きになると思われる。
ドル円は一時101円を割り込んだ。

ドル売りの圧力が強く、夕方以降で2回、101円を割り込む場面があったが、その後は小反発し、101.350円まで戻した。

ただ、ドルを買い戻す動きは今のところ見られない。

今晩のNYダウ次第で為替相場も動きそうだが、ダウは過熱感もあるため、いったん調整で下落する動きがあれば、ドル円も100円台に向けてもう1段階のドル売りがあってもおかしくない感じ。
■本日のマーケット

前日のダウは、発表された経済指標が良かったことから大幅上昇。ただ、上値では利益確定に押されて+100ドルあたりで引け。

日経はその流れを引き継ぐ形で上昇して始まったが、先日の暴落の後遺症からか、やれやれ売りなどに押されて値を消す展開。前日比プラスを保ったものの、小幅の上昇にとどまった。


■マーケットトピック

株式市場が引けたあと、為替に動意があった。ドル売りが勢いよく発生。円高ドル安の流れとなり、円売り勢をなぎ倒しながら、ドル円は101.60円辺りまで下落した。


このドル売りの動きは昨晩からその傾向があった。ドル売りというよりも、日本株の天井感からくる円の買い戻しという側面が強そうだ。


■大局感

ここから先のマーケットの動きは読みづらいが、一部、ユーロへの弱気感情が台頭している。モルガンスタンレーもユーロ安を予想しており、ユーロドルでは弱気姿勢を継続すると公表した。

ドル円は、しばらく続いた円安傾向が一服しそうだが、円高が急速に進むという可能性も低いそうだ。

ただ、米国株(ダウ)の急落が生じた場合は、その限りではない。


今後は、ダウの急落を警戒しながらの相場展開になりそうだ。しかし、ダウが一時急落したからといって、世界的な緩和局面が続いているので、そこから下落相場が始まるということでもなく、そこが大きな押し目局面となり、しばらく踊り場が続いた後に、再度、上昇トレンドを形成するという可能性が高いと、今のところは考えている。
2012年の12月の安倍総裁の緩和発言・円安誘導発言を皮切りに、一気に円安トレンドを形成した為替市場。

米国の雇用関連指標の改善も後押しし、米国金利上昇、米ドル上昇=円安。

為替市場はいったんトレンドを形成すると、そちらの方向に動き続けつ傾向が強い。

とすると、このまま、円安方向に行くか。

米NYダウも日経平均も上昇し、景気回復へと向かうか。

今年は1ドル=90円はいきそうですね。

mixi株は売却した方がよさそうだ。

現在のmixiの株価は30万円台。売却の時期でしょう。

今日mixiがmixiページなる新機能を発表したが、既に酷評の嵐。私自信、早速ページを作成しましたが、確かに、まったく魅力が理解できまぜんでした。。。SNSの世の中の流れは確実にFBとGoogle+。

また、「撤退!mixi!」なるツールも登場しています。

http://www.forest.impress.co.jp/docs/review/20110826_473181.html

このツールに関係なく、このままだとmixiのPVはどこかのタイミングでガタ落ちでしょう。facebookやGoogle+に移行したユーザーを取り戻すのは相当厳しいと思われます。


mixiの今期決算は減益でした。これは3.11震災の影響がかなり大きかったのですが、今後は本質的にmixiの広告媒体としての価値が問われます。PVが下落すれば当然、広告媒体としての価値は低下し、広告収入は落ち込むでしょう。このままだとmixiは業績も株価もジリ貧になる可能性があります。


mixiの株主はmixi株を売却し、大手とのアライアンスや海外展開を始めているDeNAかGREEの株を買った方が得策ではないかと思うのです。なぜなら、mixiは今のスタイルでは絶対に海外展開できない。当然、FBとG+に勝てるわけがないからです。

mixiはユーザ^数も株価もジリ貧の可能性が濃厚でしょう。