※腐向けアンパンマン小説です。
大丈夫な方だけどぞヽ|・∀・*|■ゥェルヵム■|*´∀`|ノ
バレンタインデー前日・・・・
ここは、とあるコンビニの
バレンタインコーナー。
そんなところで
毎年見かけるア○パンマンチョコを睨みながら
悶々と黒いオーラを出しているのが彼。
バイキンマン。
なんでこんなところで彼が突っ立ってるかと言うと・・・・
僕の愛を君に
それは約一週間前のお話。
アンパンマンのバイト終わりを
いつものように店の裏口で待っていた時のこと
「今年ももうバレンタインの季節ですねぇ。
カレーパンマン?」
「なんでおれの顔見て言うんだよ
この変態イースト菌がっ!」
(うわー・・・痴話げんかに出くわしちまったな;)
そんなことも思いつつ
中から聞こえてくる
会話に聞き耳を立てているバイキンマン。
そんなとき
「二人とも仲いいんだからやめなよ」
とアンパンマンの声。
「だって好きな人からは貰いたいじゃないですか
ねえ、カレーパンマン??」
「男が男に何が悲しくてチョコやんなきゃいけねんだよ!」
(こいつらまじで仲いいのかよ?)
とかバイキンマンが思っていたら
「じゃあ、アンパンマンは
チョコ貰いたくないんですか?
バイキンマンに。」
と核心をついた質問をする
食パンマン。
(おい!!余計なこと聞くんじゃないのだ
アホイースト菌!!)
などというバイキンマンの心の声は届くはずもなく。
「え?僕は・・・・
でもバイキンマンそういうのたぶん好きじゃないと思うし。
だから貰うことはないと思うよ」
「そういうものですかねえ」
「じゃあ僕そろそろ夕食の買い物行かなくちゃだから
帰るね。お疲れ様。」
会話をボー然と聞いていた
バイキンマンは
アンパンマンの足跡にはっとして
いかにもいま来ました風な装いで
その日は二人で何事もなく帰って行ったのでした
しかし
その日以来
パン屋もバレンタインフェアで忙しくなり店に足を運ぶこともなく
アンパンマンにあまり会うこともなく時は過ぎていった・・・・・・・
そして今。
狭いコンビニのなかで
もう二時間以上
かわいらしいチョコの前で
にらめっこをしているバイキンマンに
店員さんも困ったご様子。
(俺様だってなあ
チョコくらいどうにだってできるのだ
今にみてろよあんこヤロー!!)
とさっきから15回くらい決心をしているのだが
体が動かない。
(なんなのだ俺様!!ただチョコ買うだけなのに・・・・)
とぶるぶる震えていたとき
「・・・マン…キンマン、バイキンマン」
呼ばれてはっと我に返ると
目のまえには
あのジャムおじさんの舌をもうならせる
チョコレートをつくる
ショコラティエのチョコレートマンが。
「なんであんたがこんなところに?」
チョコレートマンはクスリと笑い
「たまたまこのコンビニの前を通ったら
この世の終わりのような顔をしてチョコレートの前に立っていたので
心配になったんですよ。」
と言った。
かあぁっと赤くなるバイキンマンに
チョコレートマンは
「チョコでお困りなら私の店にお越しになったら
どうですか?
相談にも乗りますし。」
と優しく微笑んだ
コト・・
「そとは寒かったでしょう
ホットチョコレートですどうぞ。」
「あ、どーも・・・」
チョコレートマンの店は
有名で海外セレブも御用達らしい
たしかに店内も高級感あふれる
落ち着いた内装だ
それにあまいチョコレートの
匂いが心を落ち着かせる
「なんか、悪かったな
・・・・バレンタイン前で忙しいだろ?」
「いえ、もう準備は終わってますから
大丈夫です。
それよりバイキンマン。
どうしてあんな顔を?」
「それは・・・・・・・」
滅多に人に相談などしないバイキンマンだったがチョコレートマンにはなぜかすべて話すことが出来た。
「そうでしたか。
辛かったですね・・・・・
ですがバレンタインだからと言って
ただチョコレートを渡せば良いというものでもないんですよ。
それにあなたがそうやって悩んでくれたこと自体が
とても嬉しいんだとおもいますよ。
チョコレートはあなたの想いを助けてくれるお守りのようなものなんです。」
チョコレートマンは
そう言うとにっこり笑った。
「チョコレートマン・・・・・」
涙もろいバイキンマンは
うるうる来てしまった
グスッ
「ありがとうチョコレートマン!!
俺様なんだか頑張れそうな気がしてきたのだ!!!」
「それは良かったです
では取っておきのチョコレートを貴方に差し上げましょう。」
スッとチョコレートマンが
二つの綺麗なラッピングの箱を差し出した
「え?なんで二つもくれるのだ??」
「ひとつはあなたからアンパンマンへ。
もうひとつは私からあなたへです。」
バイキンマンは
少し戸惑ったが
ニッと笑い
店を飛び出して行った・・・・・・・
「あらあら、慌てんぼさんですねえ バレンタインは明日ですよ?」
そんなチョコレートマンの声も聞こえないくらいの勢いで
バイキンマンは大好きな彼に思いを伝えるため
パン屋に向かったのだった・・・・・
一方
そんなことが起きているとも知らずに
いつものように店の片付けをしているアンパンマン。
「ふぅ・・・
そろそろ終わりでいいかな・・・
皆いつの間にか帰っちゃうし、ジャムさんなんか
小麦粉仕入れるからとか言って行ったっきりだし・・・・
いつも僕ばっか・・・」
なんて愚痴を言っていたら
「アンパンマン!!!」
「バイキンマン?!」
アンパンマンの目の前には
息を切らせて走ってきたバイキンマンが立っていた。
「どうしたの??
もうお店閉めたよ?
・・・それに僕
最近君に何もできなくてさみしい思いさせてたよね。ごめん・・・
でも僕、別れたくなんかないよ!」
「はあ?なんなのだその話?
てかそんなこといまはどーでもいいのだ!
俺様は・・・
ほら!これやるのだ。」
「へ??何・・・これ?」
アンパンマンの目は点になってしまった
「わかんねーのかよっ
チョコだよ・・・・バレンタインの。///」
「バイキンマン・・・
ありがと!!
僕すごいうれしいよ」
アンパンマンがそう喜ぶと
バイキンマンの顔も自然にほころんだ
「でもバイキンマン、バレンタインって明日じゃ
なかったかなぁ・・・?」
「えっ・・・
わかってるのだそれぐらい!!
お前に誰よりも早く渡したかっただけなのだっ////」
「えぇ?本当??」
もとのドSキャラになりアンパンマンがニヤニヤし始めた
「うっせー!!そんなん言うなら
返せなのだ!!」
ちゅっ
「ごめん、嘘だよ。ありがとう。
ねえ、チョコ僕にたべさせてくれる・・・・?」
「アンパンマン・・・////」
バタバタはあったが
ピンクな雰囲気になろうとしていた時・・・
がしゃーんっ
「バーカ!!イースト菌!!暴れんなっ!
って何変なとこ触ってやがるっ」
「こらこらカレーパンマン
そんな大きい声出したら見つかっちゃいますよー」
棚の陰で騒いでいたのは
言うまでもなく。
「食パンマンにカレーパンマン!!
どういうこと!?」
「俺はやめようっていったんだけど
こいつがさぁ!!」
「なにをっ
君だってノリノリだったじゃありませんかー」
「はあ?」
ただ立ち尽くすアンパンマン達ををよそに
二人は言い合いをはじめた。
「お、、お前らなんなのだぁーーーー!!」
バイキンマンの声に
(やべーなんかまずいかな・・・・)
とか思いだした二人はこんな風になった
言い訳もといいきさつを話した。
「・・・・じゃああのとき俺様が
盗み聞きしてたのわかっててあんな話したんだな?」
「ええ、いっつも来るってわかってましたから
でも結果的によかったでしょう♪」
「だからって
陰からのぞくことないだろ!!」
「いやそれは・・・・興味本位で・・・
カレーパンマンの。」
「勝手におれの所為にすんな!」
「じゃあチョコレートマンが俺様にチョコくれたのも・・・??」
「はい。ジャムおじさんの生写真5枚セットで手を打っていただきました♪」
「はあ・・・、アンパンマン!!お前も文句言ってやるのだ!」
「え?僕は、、、バイキンマンが僕のことちゃんと想ってくれてるってわかったからうれしかったよ」
「さすがアンパンマン心が広いですね」
「・・・・でもバイキンマンならまだしも
この僕まで騙されてたなんて気に食わないよねぇ・・・
食パンマン、カレーパンマン?」
そう言うとアンパンマンはにこーっと二人に笑いかけた。
「あは・・・は・・そうですよねー・・・・」
ふたりはやっとこの餡子たっぷりの彼がこの店での
第二権力者だと思い出したようだ。
(第一権力者はもちろん12歳年下の恋人と逢引き中の
パン職人であるがその権力交代の日も近いかもしれない・・・)
結局
振り回されっぱなしなのはバイキンマンだけな訳で。
「もうっみんな大っきらいなのだぁ!!!」
「えっ?!バイキンマーンッ」
ガチャッ
「おっ
まーた騒いでんな俺のかわいこちゃん達~♪」
(みんな)「げっジャム・・・・おじさん・・・」
振り回されるのは嫌だけど
こんな日々がずっと続くといいなと思っている
バイキンマンなのでした。
END
・・・・・なんですかね
これは(;´▽`A``
さいごオチめっちゃ適当やんか・・・・
アンパンマンチョコを書きたかっただけなんです!!!
とりあえず
このあとの餡と菌はらぶらぶ甘々だと思ってます
面白みなくてさーせん(´□`。)
食カレも近いうち書きたいです・・・
もちろんジャムヤギも←
最後までお付き合いありがとございました![]()