先日来
私の涙腺を崩壊させている作品の紹介&感想を少しだけ書いてみたいと思います

(ネタバレですのでDVD未視聴の方はスルーでビックリマーク)


冒頭シーンは

田舎道をよろよろと逃げる傷だらけの男

子どもが2人、男に銃を向ける

表情ひとつ変えることなく・・銃声が響く


ビルの屋上に向かう
黒ずくめのスーツをスタイリッシュに着こなした若い男
アタッシュケースを開けると狙撃用のライフル
手慣れた様子で組み立て、遠く離れたビルの窓に狙いを定める
「こっちはOKだ」


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誰かと連絡を取っている


星『とにかくスリムで脚の長い良馬君に細身のスーツがよく似合う』



ビルの一室では悪徳政治家と実業家らしき3人が何やら密談
悪事の相談が終わって乾杯した時に


耳にカウントが届く 「4・3・2・1」

そのカウントを信じて引き金を引く男


弾丸が窓を突き破り1人に命中して即死


後の2人はボディガードに守られながらビルを出ようとするが
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冷静、冷徹に仕留めていく若者2人

【花城 涼(ハナキ リョウ)】

【岬 俊一(ミサキ シュンイチ)】

幼い時から暗殺者(アサシン)に仕立てあげるため
あらゆる訓練を与えられ育てあげられた精鋭の2人

指示を伝える役の【篠崎】から高価な報酬を受け取る2人

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幼い時から2人で生き抜いて来た
まるで兄弟の様に
唯一の家族の様に

お互いの命を守り合って生きてきた

しかしアサシンになった今、馴れ合うことは決してない


星『涼は関係の無い者は殺したくない 

しかし岬はもっと冷徹

情けは自分と。。涼の身にも危険が及ぶことを怖れている』

華やかでにぎやかな街中にいても
ラジオDJが愛に溢れた物語を語り
祈りを込めた美しい曲
「アメイジング・グレイズ」を流しても

アメノプシス:花言葉は、永遠にあなたを愛します

と語られても

。。。いつも孤独


星『街中に暖かさがあふれればあふれるほど ひとり が浮かび上がる

その孤独な姿が胸に迫る』

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ストイックに、仕事を無事に遂行するためだけの生活を送っていた
食事も質素に
「生きるためだけの食事」

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星『ひとり分の食事を慣れた手つきで作り、鍋のまま・・

味わうとか食事を楽しむことも無く、背中を丸めてただただ食すのみで

その姿が痛ましい』


娯楽は何もない

戦える身体を作り、銃は身体の一部のように肌身離さない


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唯一の思い出と家族は・・岬だけ
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そんなストイック過ぎる生活の中で小鳥を買う涼

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浮かべるのはほんのわずかなの微笑み


星『笑うことのほとんどない涼が小鳥を見る時にだけ

そっと、そ~っと微笑む

少年の様に。。限りなく優しく』

次のターゲットが決まり、サラリーマンとカメラマンに変装してホテルの下見
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2人で仕事をする時には入念な打ち合わせをする

岬が涼の頬をツンとつつく

星『たまには笑えよ。。と言うが如く

涼に触れるチャンスは・・こんなことしかない』
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涼が変装しターゲットを待ち
花束の中から銃を取り出してすれ違いざまに仕留める

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はずが。。


一瞬早く、女子高校生がターゲットをナイフで刺し、騒ぎになってしまう
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一瞬重なる、幼い頃の自分

ここで…
立ち去れなかった涼
女子高生を連れて、待っていた岬の車に乗ってしまう

涼の部屋に彼女を連れて行くしかなく

涼が彼女を始末出来ないことに苛立ち、岬は銃を構えるが涼に止められてしまう

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篠崎からも女を始末するよう命令されるが、実は殺したのは彼女以外だとわかる


彼女と一緒に居ても変わらない食事風景
星『相変わらず手際よく暖かいうどんを作って食べさせようとする

誰かと一緒に食事をすることが無いので・・

きっといつもに増して必死に食べたのだろう

2人とも・・籠の鳥』
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彼女の身の上話を聴き【リオ】をかばう涼にますます苛立つ岬
「何をとまどっている?」
「わからない、ただ…」
「俺は殺れるぜ、あのガキもそしてお前も」

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星『共に冷徹に生きてきたはずなのに・・

変わっていく涼に誰よりも戸惑う岬』


真犯人を捕まえるために出向く涼


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岬のおかげで首尾は果たせるが
岬はますます苛立ちを募らせてゆく

やくざにリオが拉致され、命がけで助ける涼

岬にも心ひかれる人が出来るが上手く表現ができない

星『涼を一番に想って生きてきたのに・・

心が悲鳴を上げそうな時、全てをあきらめて生きる、自分とよく似ている女を見つけた』


組織が動き出す前にリオを始末しろと命令されるが
涼にはどうしても出来ない

リオを親戚のいるフランスに逃がそうとする

組織は5人のアサシンと
岬にも「裏切った涼」を始末するように命令する

5人のアサシンと対峙する涼


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負傷しながら同期の【ドルフ】とナイフ勝負に挑む
ここでも岬に助けられるが
「撃て 俺を撃て ただ彼女を…」と懇願する涼
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星『そんなにも彼女が大事か?と岬の目がうるむ

こんなにも自分は涼を大切に想っているのに。。と』


岬が涼の右肩を撃ち抜く

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それでも涼は
「俺からの頼みだ」と…

痛みにうなされながら涼は岬に命を救われたことを思い出していた

別の場所では岬が心ひかれる人【マリア】にお金を用意していた


リオは涼を助けるため篠崎を頼り、涼や岬のアサシンに仕立てあげられた壮絶な過去を知らされる

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篠崎が用意してくれたパスポートと旅券でフランスに旅立つつもりの2人


女装したアサシン2人がリオと涼に襲いかかる

リオだけtaxiに乗せ後から行くと約束する涼
「リオは殺させない」

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星『自分は一緒に行けないことを悟らせないように微笑む涼が痛々しい』


組織からの大勢のアサシンたちに立ち向かう2人

「小鳥を殺させない」
「ああ」

激しい雨の中で死闘が繰り広げられる

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勝ち抜いたと思った2人の身体に暗視式照準の赤いライトが集まる

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「あとどれくらいだ」「あと一本だな」
最後の煙草を吸い、銃撃戦開始

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その頃、空港では白いコートのリオと赤いコートのマリアが2人の到着を待っていた

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「小鳥飛んだか」
「ああ、飛んだ」

涼から岬に初めて頬をつつく
微笑んで
星『岬には。。もう他に望むものは無かったかもしれない

最期を涼と一緒に』
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その頃、篠崎も撃たれて果てていた


蜂の巣の様に撃ち抜かれる2人

最期は岬と涼
2人がぴったり寄り添い
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涼はその手にリオからもらったライターを持ち
目を開けたままで
視線はライターに向けて逝ってしまった

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鳥籠は開いて。。

小鳥は飛んだ、自由に大空を。。。


星『籠の扉を開けて、小鳥を逃がした涼の

「せめて自分の代わりに自由に大空を飛んで欲しい」という気持ちが見えて号泣

涼も岬も普通に生きることをリオとマリアに託して・・

やっとあらゆることから自由になれて幸せだったのだろう

岬は特に・・涼を取り戻して。。』


この映画には、特に「馬場良馬君」はいませんでしたね

いたのは「花城 涼」だけ。。


久保田悠来君はすでにアクションが身についていて、素晴らしかったらしく

良馬君は初アクション映画出演にとても苦労して練習を重ねたようですね


しかしその映画で身につけた切れのあるアクションが

今の彼が演じている

「特命戦隊ゴーバスターズ・ブルーバスター・岩崎リュウジ」

を引きよせたのですから


原作の「アサシン」とDVDはストーリーが変わっていますが

どちらも、納得の作品


これでやっと「アサシン」を頭から切り離せるかしら

観ると・・また泣きそうです(苦笑)


最後までお付き合いくださった方がありましたら

大変ありがとうございましたm(__)m