いらっしゃいませクローバー

メープル☆のコーヒー家にようこそ音符



題名通り、観劇の記憶を残しておこうと思います

かなり長いです!!あせる

興味の無い方はどうぞスルーで


昨年7月
吉祥寺シアター「真田黙示録」
の頃からチラホラ噂のあった
『柳生十兵衛』再演音譜

まだ詳しい情報も無いままながら

絶対に

十兵衛様は重住リョウさん

真田由利姫は夕貴まおさん
でなきゃ合格

なんて、勝手に決めていましたひらめき電球


そして10月「SAZEN」の時にはパンフに日程と劇場のみの告知が

「SAZEN」の舞台を楽しみながらも
すでに『柳生十兵衛』の観劇は決めていましたにひひ


さてさて前置きが長くなりました

<あらすじ>

将軍家光の無能ぶりに嫌気がさし、剣術指南役を返上した事で将軍家からの怒りを買い

命までも狙われる事となった柳生家嫡男十兵衛が、

放浪の旅の途中迷い込んだ山里は、大阪夏の陣で滅亡した真田幸村の忘れ形見である姉弟を擁し、

お家再興を画策する一族の残党の隠れ里だった

その渦中に巻き込まれていく十兵衛

執拗に十兵衛を追う、公儀よりの命を受け放たれた隠密黒鍬者

果たして、悲願‘真田家’の再興は

そして、公儀と息子十兵衛の狭間で父、但馬守が‘柳生家’として出した答えは


(パンフレットより)

メープル☆の小さなCoffeeHouse-2011020317040000.jpg



柳生十兵衛(重住リョウさん)


十兵衛を演じる重さんの殺陣の速さ、美しさといったら

今回も開幕から一瞬にしてドキドキを持って行かれました

重さんの殺陣。。やっぱりカッコイイクラッカー

隻眼での殺陣は更に遠近感が取りにくいでしょうに汗

殺陣だけでなくお芝居でも
色々な理不尽に対し胸に熱い想いを秘めつつ
世の中を冷静に眺める

激情に翻弄されるまま、襲いかかる敵を斬り
愛する家族をも討つ

重さん合格


徳川家の面々

松平伊豆守(月登さん)
色々と悪だくみが得意で「知恵・伊豆」と呼ばれる

さすがの貫禄ビックリマーク

でもカツラを着けた月登さん…

何だか優しいお顔に見えましたキラキラ


春日局(槇由紀子さん)
家光公(実の子ヒミツ)のため、愛しく思う知恵・伊豆守と共に
何としても十兵衛や敵とおぼしき人々を排除しようとする

母として、女として。。。
心情は分かりますしょぼん
ベテランの安定感ビックリマーク


徳川家光(平山佳延さん)


哀しい生い立ちゆえ、保身のため、

より以上に威張る様が。。。可哀想しょぼん

前半の苛つく気持ちのままに怒鳴る若様は納得出来ましたが。。

後半からはもう少し。。
我が身を護るため、狡く、冷静な表情、表現をしてもらいたかった、かなぁあせる
でも渾身の演技は伝わってきました合格
お声は戻りましたか?


柳生家

柳生但馬守(脇太平先生)


柳生家当主として「家」を護るため、知恵伊豆殿に劣らず色々と画策する

父親と。。当主としての立場の板挟みの苦悩を抑えた表現でキラキラ

かっぷくの良い脇先生は「親父殿」にぴったりひらめき電球


柳生友矩(小林大介さん)
柳生宗冬(矢野義人さん)
柳生義仙(慈五郎さん)


長兄・十兵衛の大胆な行動に驚きつつ、柳生家のため
また父・但馬守の兄への想いが解るために翻弄される十兵衛の弟たち


将軍家光公の前で
次男・友矩と四男・義仙
柳生新影流の「型」の演武

ゆっくりと大きな動き
小林さん、慈五郎さん
お二人ともよく通る、良いお声ドキドキ

美しい印象的な大好きシーンです合格

そしてこのお二人が十兵衛兄と相対することとなり


十兵衛の刃に倒れる最期が悲しかったしょぼん


十兵衛との対決をどうしても受け入れられない三男の宗冬が御指南役に

一人ぼっちで残らなければならなかった宗冬の心中は。。。


黒鍬者たち

伊豆守配下の戦闘工兵忍者集団

頭領・信楽(小松雅樹さん)


公儀の忍者としての誇りを持って十兵衛を追う

小松さんお手製の釵「サイ」と呼ばれる武器を駆使して、十兵衛に迫るビックリマーク

覆面忍者をされてもすぐに動きでわかってしまいましたにひひ


伊豆殿に叱咤されて。。
平静を装いつつ着物の裾をギュっと握り締めて耐え

柳生友矩に馬鹿にされた時にも同じ様に耐えて


最後の十兵衛との死闘と死ざまは

小松さんならではの体現方法ビックリマーク
お見事でした合格


軒猿(綿屋十目治さん)


信楽に従い、小刀二刀流で十兵衛を討たんと執拗に
追い掛ける

重さんの速い殺陣を見事にかわしつつ
鋭く攻撃する動きは素晴らしくカッコ良かったですドキドキ

信楽と共に、黒鍬者への理不尽な扱いには拳を握り締めて耐え
「十兵衛。。。必ずやビックリマーク
の言葉が印象的な
アクティブ&イケてる軒猿でしたクラッカー
2011年からはず~っと
『ペラぺラ王子様』でクローバー


黒鍬者


(岡部明宏さん)

(皆葉裕之さん)


舞台を縦横無尽に飛び回り
息つく暇も無いほど、斬りそして斬られビックリマーク

傭兵部隊のお二人はなんと1月になってからのお稽古参加えっ
殺陣もアクロバティックな動きも
ちゃんと基本が出来ているお二人なればこそのことキラキラ

何十人分の働き。。凄すぎます音譜


(木村雄一さん)


初舞台にして。。。黒鍬者!?
精鋭忍者部隊とご一緒は。。

さぞ大変だったことでしょうあせる
でも他の忍者さんと見分けがつきませんでした
ずいぶん頑張られたんですね音譜


忍者には他にも
次賀慎一郎さん、臼井恋太朗さん、阿部ぽてとさん、

松木威人さん、三原玄也さんが兼任

黒鍬者・忍者のみなさん
今回もずいぶん激しく見事な絡みビックリマーク
殺陣をより輝かせるのは、絡みの方々の地味でありながら

正確な技なのだとつくづく思いました合格

本当に本当にお疲れ様でしたドキドキ


真田方

真田由利(夕貴まおさん)


真田幸村の忘れ形見の姫様
霧隠才蔵と真田十勇士の末裔、縁者、と共に山里深くに結界を張り
弟・四郎様をして真田家再興を願う

山里に迷い込んで来た十兵衛に会うまでは一途に御家再興を疑うことなく、

強い姫様だったが。。。

まおさんブーケ1
気が強く、男勝りの「鬼姫様」を
張りのあるお声と力強い殺陣や態度で示されたかと思うと
笛を吹かれる風情はしっとりと

お酒の力を借りないと素直に気持ちを伝えられない可愛さや
御家再興の悲願と十兵衛への想いに苦しむご様子が胸に迫りましたしょぼん

「私はきじ丸が羨ましい」ダウン

十兵衛が裏切って無いことが分かり
十兵衛の腕の中で


「会えて嬉しい」と息絶えるなんてしょぼんしょぼん


鞭を手にし、毛皮をまとった勇ましいまおさんも

薙刀舞を凛々しく美しく舞われるまおさんも

美しいお着物で日舞を舞われるまおさんも

全て素晴らしかったですラブラブ

本当にお疲れ様でしたクラッカー


幽鬼斎(側見民雄さん)


幸村の忘れ形見を慈しみ育て、

真田家の再興のため一族を導いて来た「霧隠才蔵」

側見さんの存在がどれほど舞台に安定感をもたらしていたことか!!
血気盛んな姫様や若い衆を見事にまとめあげる様は
役だけでは無い、芸歴の長さを感じさせてくださいましたキラキラ


真田四郎(杉浦功兼さん)


物心ついてより、次期当主の運命を背負い
強い姉姫様と共に真田家再興を夢みる心優しき青年

杉浦さんの優しく、少し線の細い感じが
心優しい控え目な四郎役に似合ってました音譜
篝火を想う一途さは。。。
可愛らしかったニコニコ


若菜(樹原ゆりさん)


真田家の姫様付きの侍女

いつも控え目に、しかししっかりと姫様を見守る優しい母の様な眼差し
参考にさせていただきます合格


里の者たち

望月左馬ノ介(次賀慎一郎さん)


真田家を思い、姫様を想うゆえに
尾張家を後ろ楯に御家再興を願う
毒の花を育ててまで。。
そして尾張潘目付け成瀬殿(その黒幕は徳川家)にたぶらかされ

何とも難しい役柄を。。。あせる
次さんの葛藤と苦痛が観ているこちらにも伝わってきて辛かったですビックリマーク
最期には裏切られて果てねばならなかったなんてしょぼん


きじ丸(神田恭兵さん)


猿飛佐助の孫ながら忍の才能があまりなく。。。汗
銃を片手に里を守るが
突然現れた十兵衛にだんだん惹かれてゆき、弟子になる

じっちゃんが大きな存在だと。。
思いの外、大変あせる
神田さんは初時代劇と思え無いほどノビノビと飛び回って小気味良かった音譜
確かに猿飛の血は流れてましたね合格

最後、十兵衛を一人にしないでくれて良かったラブラブ


小源太(松木威人さん)
犬坊(三原玄也さん)
茂蔵(阿部ぽてとさん)

辛く暗くなりがちな里の生活
精一杯明るく振る舞って過ごす真田十勇士の末裔

お三人ときじ丸のやり取りが楽しかったです音譜
そして今回特にお笑い担当されたぽてとさんビックリマーク
まおさんに対する狼藉は許せませんがむっ
右目の眼帯はツボでしたグッド!


霞(岬凛さん)
桔梗(西村うららさん)
蛍(上野礼子さん)
弥生(堀杏子さん)

真田十勇士の縁の娘たち

みなさんの見事な薙刀舞合格
力強く凛々しく、美しかったですキラキラ

また十兵衛に稽古をつけてもらうために挑んだ時の殺陣もお見事でした
あんなに強いと。。十兵衛に憧れてしまいますよねアップ


篝火(小野瀬侑子さん)(我后史衣さん)

四郎様を一途に慕う恋人

お二人ともそれぞれ可愛い四郎様の恋人でしたね
身分の違いをわきまえながらも
諦めることの出来ない女心が切なかったですしょぼん


成瀬隼人正正虎(臼井恋太朗さん)


尾張潘目付け家老
真田家再興の後ろ楯になることを餌に芥子の花を里の者に作らせて資金源にしながら
徳川家の圧力がかかるとすぐに保身に転じる
尾張家のためなのか己のためなのか

後半に出てきた恋太朗さんは嫌な役でしたね~ガーン
左馬ノ介に優しい振りをしながら柳生の登場でコロリと表情が変わって
立派な小さな悪の花が咲いてましたグッド!


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寒い中、舞台美術を作り(げんしゅうさん)


バラシにかり出され(げんしゅうさん、ヤマさん、渡辺さんたち)

お衣装や小道具、武器作成からたくさん自前の貸出しをされた(お師匠様)


随所にとても効果的なピンスポット照明がありましたが


最後の十兵衛がよろつきながら


きじ丸と去って行くシーンの照明演劇が一番印象的でした


スタッフのみなさん
本当にお疲れ様でしたキラキラ

(claireちゃん)
お世話になりましたラブラブ



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今思い出しても本当に素晴らしい舞台でした!!


これはあくまでも私の受け取り方と感想ですので

間違いや勘違いがありましたら


ごめんなさいm(_ _ )m


あまりにも大きなミスがありましたら
こっそりお教えくださいビックリマーク

サクッと知らんぷりして訂正しちゃいます


長くて。。。失礼致しましたパー

あ~疲れたσ( ̄∇ ̄ )(笑)