眠りにつく前に｡｡｡(162)

いらっしゃいませ

こんばんは

今日はうっすら

空

オレンジ色の

が…
ふぅわりと浮かんでいます

には会えない

何だか…切ない…夜です

さて

みなさんいかがお過ごしでしたか?

今宵も
私の大好きな｢銀色夏生さん｣の

『詩集　月夜にひろった氷』

からの詩をご紹介します

もしお時間が許せば

わたくし　ﾒｰﾌﾟﾙ☆と

どうぞご一緒に

百六十二夜目は

｢牧草地の波間の彼｣

彼はきっとひとりでも大丈夫で

牧草地の運転手にでも

海辺の働き手にでも

なれる人なのです

彼はいつでもたくさんの仲間にかこまれて
　
悲しみもよろこびも

まっすぐにその胸に受けとめられる人なのです

そして後に何も残らない人です

その姿を遠くから見ているだけで

僕は　人の世のサダメや

この世のつらさが身にしみてしまいます

僕は何だろうと考えるけれど

たぶん

僕は

ただよく通りすぎる子なのでしょう

『月夜にひろった氷』　

銀色夏生　著

嘉一ｸﾝ

寒さが苦手なあなたにはつらそうね