讀賣新聞によると、三重県名張市上小波田の国道165号で軽乗用車が横転し、男女6人が死傷した事故で、運転席のシートベルトが留め具で固定された状態だったことが、捜査関係者への取材でわかったそうです。車に乗っていた全員が車外に投げ出されていることから、三重県警察は、シートベルトを正しく装着していなかったとみて詳しい状況を調べているそうです。

 この事件、もともと被害者は定員オーバーの自動車に乗っていて、厳しい批判にさらされているのです。その上、この記事のような報道を行えば、亡くなった被害者を鞭(ムチ)で打つようなことになるのです。

 報道機関は、事実を正確に報道することで国民の「知る権利」(憲法21条)に応える使命を帯びているのだ、と言われれれば、そのとおり、だと思います。しかし、被害者の氏名、住所などの個人情報や被害者の落ち度を国民が知る必要は全くないのです。

 というわけで、亡くなった被害者の個人情報を本人に無断で公開したり、被害者を貶(おとし)めるような報道は厳に慎んで欲しいです。