讀賣新聞オンラインが、赤信号を無視した車にはねられ、娘を亡くした東京都の波多野暁生(はたの あきお)さんが6月13日(金)、津市の県警察学校で講演し、「悪質な運転には法律で定められている最大限の罰を与えることが、最大の被害者支援になる」と訴えた。交通捜査に携わる警察官や検察官ら約100人が聴講した。危険運転致死傷罪の見直しに向けた機運が高まるなか、遺族の声は届くか――。

 と報道しています。

 波多野さんのお話の骨子は、、正しい方法で捜査を尽くせば犯人を危険運転致死傷罪で起訴できる、だから、捜査を尽くすことが最大の被害者支援となる、というものです。

 なので、波多野さんの講演会のあとに、元検事の城(たち)祐一郎さんの交通事件の捜査に関わる警察官らに向けた講義があったのです。

 私は、波多野さんが講演の中で「赤色信号又はこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為」による危険運転を再三「あかむし」と呼ばれていたので、昔、初めて釣りに行った時、エサとして使った赤虫を思い出していました。

 とにかく、今回の講演会は、実際に交通事件の捜査にあたる警察官や犯人を起訴する検察官にターゲットを絞った未来志向のもので、有意義でした。