別のことですっかり有名になってしまった明石市の市長の泉房穂さんは,我が国の国会議員,地方自治体の首長の中で,最も熱心に犯罪被害者の支援に取り組んできた人なのです。
今回の件も,
明石駅の南にある明石駅前交差点の道路拡張工事の遅延の原因になっていた用地買収だ。この場所は4車線の道路が交差点を挟んで2車線と急激に幅が狭くなっており、渋滞の慢性化を招いているだけでなく、以前から事故も多発してきた。2002~2006年までの5年間で42件の交通事故が発生しており、2008年と2015年には死亡事故も起きて(神戸新聞NEXTより)いた
との背景があるのです。
つまり,交通事故の多くは,運転者に原因があるのですが,よく見ると,事故が起きるのは必然であるような道路の形状もあって,それも事故の発生に大きく寄与している場合(複合事故)があるのです。明石市駅前交差点にも,そのような場所があって,明石市は道路の幅を拡張して,事故が起きない道路にするために土地の買収を行おうとしていたのです。まさに待ったなしの用地買収だったのです。それなのに,担当職員は,7年間も,金額の提示さえ行っていなかったのです。それで,泉さんは激高したのです。
それが,以下の発言にも表れています。
「ずっと座り込んで頭下げて1週間以内に取ってこい。おまえら全員で通って取ってこい、判子。おまえら自腹切って判子押してもらえ。とにかく判子ついてもらってこい。とにかく今月中に頭下げて説得して判付いてもうてください。あと1軒だけです。ここは人が死にました。角で女性が死んで、それがきっかけでこの事業は進んでいます。そんな中でぜひご協力いただきたい、と。ほんまに何のためにやっとる工事や、安全対策でしょ。あっこの角で人が巻き込まれて死んだわけでしょ。だから拡幅するんでしょ。(担当者)2人が行って難しければ、私が行きますけど。私が行って土下座でもしますわ。市民の安全のためやろ、腹立ってんのわ。何を仕事してんねん。しんどい仕事やから尊い、相手がややこしいから美しいんですよ。後回しにしてどないすんねん、一番しんどい仕事からせえよ。市民の安全のためやないか。言いたいのはそれや。そのためにしんどい仕事するんや、役所は」。(神戸新聞NEXTより)
要するに,市民の生命身体の安全を第一に考えている泉さんだからこそ,激高し,担当職員を叱ったのです。
私としては,泉さんには反省するところは反省して,今後も,市長として,犯罪被害者を含む市民のために働いて欲しいです。
私は泉さんを応援しています。