昨日,東京へ向かう新幹線の中で,久しぶりに,『犯罪被害者遺族 トラウマとサポート』(小西聖子 編著)に転載されている大久保恵美子さん(息子の亨さんを飲酒運転者によって殺された母親)の手記を読みなおしました。そうしたところ,グリーフケアと何か?の答えがすべて書かれていると私には思われたのです。
この5~6年,私は,あちらこちらのグリーケア講座を受けたり,グリーフケアについて書かれた本を読んでみました。しかし,そこでは,具体的に,犯罪や事故で愛する人を亡くしたり,その人の大切なモノを失った人(喪失体験者)にどう接すればよいのかについて,全くと言ってよい程,示されないのです。せいぜい,①感覚がマヒしたり,食欲が低下したり,眠れない,涙が止まらないなどの反応は正常なモノである,また,②「あなたの気持ちはわかりますよ。」「時間が解決しますよ。」「そんなに悲しんでいると亡くなった人が心配しますよ。」などとは言わない方がよい,といったことが語られるだけなのです。
グリーフケアに関心のある方は,大久保さんの手記でなくてもよいので,被害者の話に耳を傾けて欲しいです。
飲酒運転事故遺族・大久保恵美子さんの手記←ここでも,手記の短縮版を読めます。
