毎日新聞によると
『北海道小樽市で女性4人が飲酒運転のレジャー用多目的車(RV)にひき逃げされ、3人が死亡、1人が重傷を負った事件から20日で1週間がたった。繰り返された飲酒ひき逃げ事故の悲劇。2003年に次男を亡くし、事故撲滅と厳罰化を求める運動に取り組んできた北海道江別市の主婦、高石洋子さん(52)は「またしても尊い命が失われた。海水浴場では運転前にアルコール検査するなどの対策を図るべきだ」と訴えている。
高校1年だった高石さんの次男拓那(たくな)さん(当時16歳)は03年2月12日午前4時50分ごろ、新聞配達中にRVにひき逃げされ死亡した。道警の捜査で、運転していた男は飲酒していたことが判明したが、逃走後の逮捕だったためアルコールが検知されず、飲酒運転が立証されなかった。
道交法違反(ひき逃げ)罪などで起訴された男の判決は、懲役4年の求刑に対し懲役2年10月だった。「人を車で殺害してなぜこんなに罪が軽いのか」。高石さんは絶望感に襲われた。
飲酒運転による死亡事故に対しては、1999年に東京都の東名高速道路で女児2人が死亡した事故などをきっかけに厳罰化の機運が高まった。当時、飲酒運転の死亡事故は、刑法の業務上過失致死罪などで最高で懲役7年6月だったが、01年に危険運転致死傷罪が成立し、同罪だけで懲役20年まで引き上げられた。
だが、拓那さんが死亡した事故は加害者の飲酒運転が立証されず結果的に「逃げ得」となった。法体系に疑問を抱いた高石さんは「飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会」の共同代表に就任し、署名運動や講演に取り組んできた。
運動が実を結び、客に酒を提供する行為も処罰対象となり、今年5月には悪質な運転の罰則を強化した「自動車運転処罰法」が施行された。危険運転致死傷罪の適用範囲も拡大。飲酒などの発覚を妨げる行為への罰則も盛り込まれた。
しかし、悲劇は再び起きてしまった。
「自分たちが活動を続け新法も施行されたのに、いまだに飲酒事故がなくならない。悲しくてしょうがない」と高石さんは肩を落とす。だが「軽い気持ちで飲酒運転をするドライバーは、突然、理不尽に家族を失うつらさを考えてほしい。今回の事故で失われた命と未来のために、飲酒事故の悲惨さを決して風化させてはならない」と力を込めた』とのことです。
飲酒運転に対し,新しい法律を作って厳しい刑罰を科しても,飲酒運転は一向になくなりません。
そこで,コストはかかっても,例えば①1度でも飲酒運転をすれば,その運転者には運転免許証は永久に再取得させない,運転者本人の免許証をカードリーダーに読み取らせなければ,車は動かない車にする,わが国の公道を走る車すべてを。②車が運転者の呼気検査を行い,それにパスしなければ,車は動かない車にする等々,できることはいくらでもあるはずです。
飲酒運転阻止のためには,できることはすべてやるべきです。