昨日,東京で開催されたシンポジウムをNHKが以下のように報道しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014431551000.html
『交通事故で死亡する人が依然として年間4000人を超えるなか、事故で家族を失った子どもに対する精神的な支援を考えるシンポジウムが東京都内で開かれました。
シンポジウムは、交通事故で家族を失った子どもの支援に取り組んでいる内閣府が開き、精神的な支援をテーマに専門家などが意見を交わしました。
この中で、4歳のとき、一緒に自転車に乗っていた2つ年上の姉を事故で亡くした青森県の仲沢悠希さん(24)が講演しました。
仲沢さんは、事故のあと同級生の親から「あなたを助けるためにお姉さんが亡くなった」と言われたことなどから、みずからを責めるようになり、自分の髪の毛を抜いたり、体を傷つけたりするようになったと体験を話し、子どもたちの気持ちをより多くの人に理解してほしいと訴えました。
内閣府の調査では、幼いときに交通事故で家族を失った人の4割ほどが友人や家族からの慰めや励ましのことばを不快に感じたと答えるなど、周囲の対応が子どもの心を傷つけてしまうケースも少なくないということです。
このため、内閣府では、「『がんばれ』と言わない」、「事故の前と同じように接する」といった子どもへの対応のポイントをまとめたパンフレットを自治体などに配るなどして支援を進めています。
心に傷を負った子どものケアを専門としている武蔵野大学の藤森和美教授は、「犯罪や自然災害と比べて交通事故では子どもへの支援が行き届いていない場合もある。よかれと思ってかけたことばが子どもを傷つけるケースもあり、社会全体で理解を深めることが重要だ」と話しています。』
交通犯罪で家族(例えば,長女)が傷つき亡くなると,大人(例えば,被害者の父母)は想像をはるかに超えるダメージを受けますが,それは,家族の子ども(例えば,次女)も同じなのです。
ところが,そのダメージを受ける子どもを守って支援するはずの大人に余裕がなくなって,犯罪被害によるダメージが子どもをモロに直撃するのです。そこにこそ,周囲の人間など家族外の第三者の支援が必要となるのです。