せっかく一生で一番

『大分県』
http://ameblo.jp/a-e-r-o/entry-12326476661.html

に注目したので、もう一つ記事を書いてみます。

新しくルネサンスがオープンするのは大分駅近くの『ルネサンス大分駅前(仮称)』。

県内で一番大きな駅から徒歩圏ですので、立地は良さそうです。

でも、大分県には『ルネサンス大分』が既にあって、この『ルネサンス大分駅前(仮称)』から3キロ弱の距離。

どう考えても商圏が重なります。

ということは、新店がオープンすると『ルネサンス大分』は閉店するのかな?と考えてみたのですが・・・


実は、熊本県にある『ルネサンス熊本』と『ルネサンス熊本南』も両店の距離は3キロ弱で大分と同じような感じです。

となると、2店舗の両立もあり得る?


ここで思ったのは、

地方の場合は県庁所在地がある市ぐらいでないとスポーツクラブ経営が成り立たないのではないか?

ということ。

地方の店舗のほうが土地が安い分、損益分岐点が低いといっても、スポーツクラブ経営を成り立たせるためには一定以上の会員を集める必要があります。

地方都市で生活したことがないのであまり実情は分からないのですが、例えばここで挙げました大分県と熊本県の人口と人口密度を調べてみると、

大分県:人口115万人(人口密度:182人/k㎡)
熊本県:人口176万人(人口密度:238人/k㎡)

県庁所在地では、

大分市:48万人(人口密度:952人/k㎡)
熊本市:74万人(人口密度:1,890人/k㎡)

ちなみにa-e-r-oが住んでいる神奈川県横浜市では、

神奈川県:人口916万人(人口密度:3,790人/k㎡)
横浜市:人口373万人(8,530人/k㎡)

偶然かもしれませんが、3つの県ともに県庁所在地に4割ほどの人口が集まっていることは共通していますが、注目すべきは人口密度。

神奈川県/横浜市のほうが人口密度が高いのは当然ですが、神奈川県と横浜市の人口密度の差が2倍程度なのに対して、大分県と熊本県はそれぞれ5倍、8倍と大きくかけ離れています。

県庁所在地(がある市)を除いた人口密度を算出してみると、大分県:115人/k㎡、熊本県:146人/k㎡。

県庁所在地とそれ以外の地域の差は、大分県で約8倍、熊本県で約14倍となります。

ちなみに神奈川県の場合は、横浜市を除いたとしても2,740人/k㎡で、横浜市との差は約3倍です。

専門家ではないのでここから確かな結論は導き出せないのですが、県庁所在地から離れると住む人が極端に少なくなるのは確かなようです。


統計などで定義される『スポーツクラブ』は小規模のものも含まれるのです地方にも数があるのですが、大手スポーツクラブのようなある程度の規模をもった店舗数は、都道府県の人口よりも人口密度と相関があるような気がしますね。