10年前の『FITNESS JOURNAL』を見ると、『ワウディー』が行け行けドンドン状態だったのが分かるのですが、同じように積極的に拡大を図っていたのがコ・ス・パ。
ちょうど名古屋や福岡に進出しようとした時期で、2007年秋に『コ・ス・パ瑞穂』と『コ・ス・パ姪浜』オープンを計画していました。
名古屋市瑞穂区にオープンするから『コ・ス・パ瑞穂』と命名されたと思うのですが、完全に名古屋でも多店舗展開を狙っているネーミングですよね。
結果はというと・・・
名古屋の『コ・ス・パ瑞穂』は現在『エイム』が引き継ぎ、『コ・ス・パ姪浜』の『スポーツクラブNAS』が引き継いでいます。
これ以外にも福岡では『コ・ス・パ野間大池』も出店したのですが、こちらは『セントラルスポーツ』が引き継いでいます。
完全に名古屋進出や福岡進出は失敗に終わったのですが、見切りが早かったのは見事ですね。
コ・ス・パの母体は大阪ガスですので、少しぐらい赤字店舗を抱えても訳ないはず。
普通は資金力があると深追いしたくなるのですが、最初から『撤退基準』を明確に持っていたんでしょう。
もちろん成功することが第一ですが、失敗しても損失を最小限にするためにきちんと『決断』する。
素晴らしい経営陣だと思います。