先日の

『2016年には日本一が目標』
http://ameblo.jp/a-e-r-o/entry-12259638301.html

の記事では、ワウディーの経営が立ち行かなくなったところを書きましたが、もう少し分析してみます。

『ワウディー』の運営会社は2007年に倒産してしまいましたが、最後の決算での売上が66億円だったことから、単純に計算すると一店舗あたり1億円台後半の売上。

フランチャイズ店については、フランチャイズ収入だけしか売上に計上していないと思いますので、一店舗あたりの売上をかさ上げすると2億円前後と予想されます。


月会費をキリ良く一万円とすると、年間で12万円。

一店舗あたりの会員数は約1700人です。


ここから先はa-e-r-oの見解になるのですが、旧ワウディー店から引き継いで現在ゴールドジムになっている店舗がいくつかあります。

a-e-r-oが良く行くのは、渋谷東京、銀座東京、戸塚神奈川の3店。

店舗の作りを見ていると、他のゴールドジム店舗よりもかなりお金がかかってそうなんですよねぇ。

ワウディーが旗艦店として作った現在のゴールドジム渋谷東京店は、全くゴールドジムらしくないです。

すごく居心地がいいんです。

ストレッチスペースが、9、10、11Fにたっぷりあって、寝転んでいるとすぐ時間が経ってしまいます。

この店舗をゴールドジムが一から作り上げるのは絶対無理。

こんなに贅沢に空間を使う発想がありませんから。

柱があるのが難点ですが、ワウディーは2つのスタジオが標準仕様(ゴールドジム戸塚神奈川店は3つあります)。

今ゴールドジム渋谷東京でスタジオレッスンを楽しめるのも、ホントにワウディーさまさまなです。


ここから判断すると、ワウディーの一店舗あたりの会員1700人はちょっと少なすぎ。

新規オープン店が多かったということで、まだこれから会員を集める段階だったとも言えるのですが、事業計画で想定していた入会者数とはかなり乖離があったはずです。

でも、これ以外の旧ワウディー店舗を見ていると、a-e-r-o的にはかなり好印象。

恐らく当時の競合店は、コナミスポーツクラブ、セントラルスポーツ、ルネサンスがメインだと思いますが、プールを利用しない方であれば、競合店と比較しても遜色はないのではないでしょうか。

やはり、成長を急ぎ過ぎてしまったのが残念ですね。

長期的な視点で見ていくと、事業計画通り2016年に日本一になれるかどうかは分かりませんが、セントラルスポーツやルネサンスぐらいまでは十分届いていたかもしれない、というのがa-e-r-oの見解です。