先日の
http://ameblo.jp/a-e-r-o/entry-12259299897.html
の記事を書いた後、少しワウディーについて調べてみました。
やはり企業の後ろ盾を持たずに、ほぼゼロからのスタート。
ベンチャー企業型ですね。
何も持っていなかったため、アメリカの企業からライセンスを受けてフィットネスクラブを国内展開することにしました。
戦略としては、今までのフィットネスクラブがジム、スタジオ、プールの3点セットだったのを、プールを省いて、会費の低価格化を実現する。
そして、後からスパも売りに加わったようです。
2000年に一号店を出店して、10店舗ぐらいまでは試行錯誤しながら出店してきましたが、旗艦店である渋谷店を出店して勢いづき、2015年秋には独自の成功モデルを確立。
そして、年間10店舗もの出店攻勢。
2008年6月には株式公開を目指し、2016年には日本一、2026年には世界一の青写真を描いたけど・・・
直営店とFC店の両輪で拡大を目指しましたが、途中から直営店の比率が増え、資金繰りが悪化。
ワウディーを直営店として出店するのに4億円ぐらいの初期投資がかかっていたそうです。
2006年9月期は39億円、2007年9月期は66億円の売上で、外から見ると順調に伸びているように見えていましたが、実際は赤字続き。
自転車操業状態です。
そして、ついには耐えられなくなり2007年秋に倒産。
負債額は32億円。
毎月安定したキャッシュインが期待できるので、資金調達が可能だったと思うのですが、ちょっと成長を急ぎすぎたようです。
FC出店するはずだったパートナーが途中で脱落し、事業計画通りに出店するために直営での出店を選択したのだと思うのですが、例えば年間5店舗ぐらいにスピードダウンする決断ができていれば、違った結果になっていたようにも思います。
もちろん『たられば』の話ですけどね。
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