今まで一番印象に残っている『親方』は・・・・
元高見山の東関親方かなぁ?
今日は『親方』についてです。
より詳しく書くと、『親方』になるための権利についてですね。
相撲界に入門する際は、どこかの部屋に属さないといけません。
それが『○○親方』が指導する『△△部屋』というもの。
1つの部屋に何人もの『親方』がいる場合もあります。
プロスポーツでは、一般的に教えるのが上手い人がコーチになったりしますが、この大相撲界ではあまりそういうのは関係ないんです。
ちょっと語弊がありますが、例えば弟子を育てるスキルがあったとしても、『親方』になれるとは限らない。
『親方』になるために必要なのは、『年寄名跡』というものを所有していることです。
名前は難しいのですが、『ライセンス』ですね。
この『ライセンス』は養成コースを受けて取得するような代物ではありません。
一言で言うと、買うんです。
それに必ずしも売ってもらえるわけでもなくて、親しい間柄だと売ってもらえるけど、そんなに親しくない場合はなかなか売ってもらえないことも・・・
足元を見られて売る金額を引き上げられるんです。何千万円単位で。
だって、これがないと相撲界に残れないから。
スタジオレッスンに例えると・・・・・
ちょっと端折った説明になりますが、お金を払わないとレッスン枠がもらえないのと同じこと。
例えば引退間近なイントラさんがいたとします。
普通のスポーツクラブならレッスンの継続をしないだけなのですが、大相撲界と同じ見方をすると、そのイントラさんが持っているレッスン枠を他のイントラさんに売るんです。
都心の駅前店舗でお昼に3連続レッスン持っていたとすると、その枠を50万円で売るとか・・・・
まぁ、レッスン枠は店舗側の都合もあるので、必ずしもイントラさんの思惑通りにはならないんですが、強引に例えるとこんなところ。
大相撲界ってゴールドジムのスタジオと比べ物にならないくらい怖いところですね。
