今読んでいる本はこちら。




『夜を乗り越える』又吉 直樹著(小学館よしもと新書)


『火花』で芥川賞を受賞した『ピース』又吉さんのエッセイで、

「なぜ本を読むのか」

「文学の何がおもしろいのか」

「人間とは何か」

をテーマに又吉さんの考えがつづられているのですが、いろいろと興味深い箇所がありました。


たとえば、こちら。


「本は一回で理解できる人たちのものではない。再読が許されている。」

「僕も読んでみたけど分からない本があった。」

「でもほかの本を百冊読んで、もう一度分からない本を読んだらまったく別の本のように読めた経験がある。」



さて、ここからスタジオレッスンにつなげていくのですが、上の文章はいろいろな解釈の仕方があります。


例えば、

「中上級レッスンは上手いメンバーさんだけのものじゃなくて、誰でも参加できて、何回でもチャレンジできる」

とか、

「最初は全くできないレッスンでも、他のイントラさんのレッスンに参加してみてからもう一度参加してみると、できるようになっていた」

とか・・・


この部分を読んで、最初にa-e-r-oが思ったのは、

「一度レッスンに参加してみて、『面白くないなぁ』と思ったレッスンでも、時が経ってまた参加してみるとレッスンの魅力が理解できるようになる」

ということ。


中上級レベルのメンバーさんであれば経験がある方が多いと思いますが、a-e-r-oは難しいと言われているイントラさんのレッスンしか参加していなかった時期があります。

たとえできなくても、難しいレッスンにチャレンジしている自分に満足していたんです。

だから、動きやすいコンビネーションの場合は、

『なんか面白くないなぁ』

と、そのイントラさんのレッスンから足が遠のいていき・・・・

『仏様』
http://ameblo.jp/a-e-r-o/entry-12217785398.html

の記事に書きました宗宮宏次IRのレッスンがまさにそうだったんです。


でも、違うんですよね。

レッスンが面白くないんじゃなくて、その時はa-e-r-oがまだ宗宮IRの魅力を理解できていなかっただけ。

あの時は難しいレッスンを追いかけていたのですが、難しいレッスンだけが全てじゃないんです。

ここ最近、ようやくそんなことが分かってきました。


これは、a-e-r-oが大人になったのか、それとも難しいレッスンにチャレンジする気力がなくなったのか・・・・・