少し前に読みました

『問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい』山田真哉 著(小学館)





という本で、『プロスペクト効果』という言葉を知りました。

これは、ノーベル経済学賞を受賞した『ダニエル・カーネマン』という経済学者が展開した理論で、平たく言うと

『人間は得をした喜びよりも、損をした悲しみのほうが2倍強く残る。だから、損失を回避する選択をする』

というものです。


「友達におごられたことはすぐ忘れるけど、おごったことはいつまでも覚えている」

のも『プロスペクト理論』によって説明できますね。


さて、これをスタジオレッスンに当てはめてみると・・・


日頃よく書いていますが、

「(特に)ゴールドジムでは、新しいイントラさんの名前をスケジュール上で発見すると興味を持つのですが、一度レッスンに参加して面白くなかったら、もう(二度と)参加しない」

という傾向があります。

ゴールドジムのメンバーさんがレッスンに参加する場合、自宅や勤務先から遠く離れた店舗に行く方が多いんですよね。

遠距離恋愛ではないですが、『距離に負けない』んです。

台風にも負けない強い意志を持っているぐらいですから。

そこまでして参加するスタジオレッスン。

初めてのイントラさんのレッスンに参加する場合は期待に胸を膨らませている訳です。

もし、そのレッスンが面白くなかった場合は、

「ここまで来て損した・・・」

「他のイントラさんのレッスンに参加すれば良かった」

という後悔の気持ちでいっぱい。


そして、そのイントラさんの名前はいつまでも覚えているんです。

もうこのイントラさんのレッスンには参加しちゃいけないって。

これも

『プロスペクト効果』

なんでしょうね。


厳しいと思いますが、これが現実なんです。