最近読んだ本は、
『視聴率15%を保証します?』高橋浩 著(小学館新書)

テレビ朝日に入社し、数々の人気番組を手掛けた後に、東映アニメーションに転職して社長を務められた方の著作です。
テレビ朝日の人気番組についていろいろなエピソードが書いてあったのですが、その中で興味を持ったのは『ドラえもん』について。
まず、『ドラえもん』はもともと日本テレビで放映されていて、低視聴率(日曜日夜7時開始で7%)だったことから半年(1973年4月~9月)で打ち切られたことを初めて知りました。
ちなみにその時の裏番組は、フジテレビの『マジンガーZ』(平均視聴率22%)。
『ドラえもん』と『マジンガーZ』の視聴率に3倍の差があったなんて、信じられません。
それから5年後・・・・
当時テレビ朝日の株主だった小学館より、テレビ朝日に対して『ドラえもん』の売り込みがありました。
いろいろ検討した結果、『ドラえもん』をテレビ朝日で放送する方向で動くことになったのですが、問題は放映時間。
まずプライムタイム(夜7時~11時)を希望したのですが、一度日本テレビで失敗したアニメをプライムタイムで放映する企画は通りませんでした。
でも、チャンスはすぐ訪れました。
視聴率テコ入れのため、18時台の番組構成を変えることになり、調整した結果、
18:00~18:30 全国ネットニュース、
18:30~18:50 ローカルニュース
18:50~19:00 ベルト番組
の方向性が示されました。
そして、ベルト番組として選ばれたのが『ドラえもん』。
子供の頃、当たり前のように毎日18:50から『ドラえもん』を見ていたのですが、この時間帯になるまでにはこんないきさつがあったのです。
(ちなみに、夜18:50~19:00の放映時間は関東ローカルのようです)
さて、『ベルト番組』から強引にスタジオレッスンに話題を持っていくと・・・
『ベルト番組』みたいな構成が、コナミスポーツクラブのスタジオスケジュールにありましたね。
以前のブログ記事にも書いたのですが、今年7月のスケジュール再編で平日夜のスタジオスケジュールが、毎日同じような構成になってしましました。
例えば、平日夜は『メガダンス』のレッスンが19:00開始、『ボディコンバット』が21:30開始というように、レッスン開始時間が固定されてしまったのです。
毎日開始時間を固定したほうが、メンバーさんが覚えやすいというような理由らしいですが・・・
これがメンバーさんたちに不評みたい・・・
もちろん、開始時間を固定することによって恩恵を受けるメンバーさんもいらっしゃると思うのですが、逆に全く参加できなくなったメンバーさんもいらっしゃいますよね。
ドラえもんは『ベルト編成』によって、国民的人気番組となった訳ですが、コナミスポーツクラブの『ベルト編成』は『黒歴史』になりそうな感じです。