少し前に

『ジブリの世界を創る』種田陽平著(角川書店)




という本を読みました。

日頃あまり読まない分野なのですが、ブックオフの100円コーナーで手に取り、そのまま購入。

著者の種田さんはもともと実写映画の美術監督であり、2014年に公開されたジブリ映画『思い出のマーニー』で初めてアニメーションの美術監督をご担当されました。

映画にはほとんど縁がないa-e-r-oは、種田さんのお名前は知らなかったのですが、

岩井俊二監督の『スワロウテイル』の美術監督であり、

2000年代は、『THE 有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』『清須会議』など三谷幸喜監督の作品を中心に、ヒット作の美術監督をなさっている有名な方なのです。

この本を読んで知ったのは、ホントに細かい部分までこだわって一つの作品を作り上げていること。

ストーリーには関係なく、映画館では全く見過ごしてしまうような部分にまで、こだわりがあるんです。

『ストーリーに関係なく』と書いてしまったのですが、これはa-e-r-oが素人だからこう思うのであって、部屋にある小物一つをとってもその映画の空気を作り出す一要素。

作品作りには一切の妥協がないのです。


『作品』として頭に浮かんだのは、スタジオレッスンの時にイントラさんが提供するコンビネーション。

メンバーから見ると、

『難しい』

『簡単』

『面白い』

『面白くない』

『疲れる』

『激しい』

『楽しい』

『つまんない』

『後ろ向きヤダ』

とか、そんなところにしか意識が行きませんが、きっとイントラさんはメンバーさんが意識しないような細かい部分までこだわって作っているんでしょうね。


まぁ、そんなイントラさんの細部へのこだわりを意識できるぐらい、レッスン中に余裕があればいいんですが・・・