8/10付の日経MJ(日経流通新聞)の第一面に、

『決戦は水曜日』

のメインタイトルで、ノー残業デーの広がりで水曜日夜に街へ繰り出す人が増え、週ナカ需要を生み出していることが書かれていました。

この文脈の中でジム通いに関することも書かれていて、ルネサンスの首都圏店舗で6月の利用者数を前年と比較したところ、おおよそ下記の結果となったようです。

月曜日 -20%
火曜日 -15%
水曜日 +33%
木曜日 +25%
金曜日 +10%
土曜日 + 3%
日曜日 + 5%

そして、ルネサンス側の考察は、

「週半ばと週末に一度ずつ通うとバランスが良いからではないか?」



「う~~ん」



ちょっとこれは何を言っているのか分かりませんね。

「週半ばと週末に一度ずつ通うとバランスが良い」

というのは分かるのですが、これは昨年も今年も同じはず。

要は何故、昨年と比較して今年は週半ば(水曜日と木曜日)の利用者数が増加したかを考察しないといけないのです。

この記事で理由として取り上げている企業の『ノー残業デー』設定がこんなに急速に増えることも考えられませんし・・・・


例えば、ワールドカップサッカーの最終予選のようなビッグイベントがテレビ放映されていたとしたら、その日はジムが閑散とするのですが、昨年6月の水曜日か木曜日にそんなイベントは無さそうだし・・・


あとは・・・・


昨年の6月は月曜日始まりで最終日が火曜日。月曜日と火曜日が月に5回あります。

今年の6月は水曜日始まりで最終日が木曜日。水曜日と木曜日が月に5回あります。


単純に曜日別の総利用者数を考えると、全く一日あたりの利用者数が同じと仮定すると、

月曜日、火曜日は、前年比-20%、水曜日、木曜日は前年比+25%の値が算出されます。


「一日平均とすべきところを、総数で比較してしまった」

という推測なんですが、これはあまりにもルネサンスの方に失礼ですね。



でも、こうでもしないと辻褄が合わないんだよなぁ・・・