「分からなかったら一つ前の動きに戻していいですよ」

イントラさんがレッスン中によく言うセリフですよね。

時にはa-e-r-oもイントラさんの言うことを守ろうとするのですが、『時すでに遅し』というのがほとんど。

a-e-r-oだけかもしれませんが、3、4回動きにチャレンジした後に一つ前の動きに戻そうとしても、既に記憶が上書きされてしまっています。

記憶が上書きされると、できない動きが8カウント分だとしても、その前後の動きまで影響が出てきて、一度止まってしまうと途中から復帰するのが難しく、結局は次のブロックの始めまで台の上で見学というのは良くある話。

たった8カウント分できないだけで、1ブロックまるまる『見学モード』になってしまう可能性も・・・

これを防ぐためには、なるべく悪あがきせずに1、2回動いてみてできるかどうかを判断し、できないと判断した場合はすぐに一つ前の動きに戻す必要があります。

言い換えると

『撤退する勇気』

を持つ必要があるのですが、これがなかなか難しい。

それに、できなかったことができるようになることがレッスン時の醍醐味ですからね。

『できる動き』と『できない動き』が区別できない、

要は自分の実力の見極めができていないのが問題なのですが、

レッスン時は、その二つ以外に

『頑張ればできるかもしれない動き』



『ひょっとしたら(奇跡が起こって)できるかもしれない動き』

が結構な頻度で頭の中に登場するんです。

全くイントラさんが何やっているか分からない場合は、『撤退する勇気』を持つことは簡単ですが、

「何回かやったらできるんじゃないかな?」

と勘違いしちゃう場合は、どうしようもありません。

これが登場すると『撤退する勇気』はたちまち影を潜めてしまうのです。



・・・


皆さんもそうですよね。(と強引に同意を求めてみる・・・)