いつものようにYahooニュースを見ていると、こんな記事がヒットしました。

『フッキ、3度の大型移籍でJリーグに2億6000万円の恩恵。若手外国人選手獲得におけるモデルケースに』
フットボールチャンネル 7月6日(水)11時18分配信


Jリーグでも活躍していたブラジル代表FWフッキ選手ですが、つい最近中国の上海上港というチームにアジア史上最高額の移籍金で移籍しました。

ヨーロッパの強豪チームでも十分活躍できると思うんですが、フッキ選手はいつも強豪ではない国のチームに移籍するんですよね。

まぁ、そうでなければJリーグにも来なかったかもしれないのですが・・・


この記事で注目したのは移籍金の分配について。

サッカーの世界では多額の移籍金で選手が移籍するのですが、『連帯貢献金』という12歳から23歳の誕生日を迎えるシーズンまで登録されていたクラブに対する分配金制度があるそうです。

そして、Jリーグでは3チームに在籍し、それぞれ下記の金額を『連帯貢献金』として受け取った模様。

・川崎フロンターレ 在籍期間:1年3ヶ月、連帯貢献金:9250万円
・コンサドーレ札幌  在籍期間:1年、連帯貢献金:7400万円
・東京ベルディ 在籍期間:1年3ヶ月、連帯貢献金:9250万円

合計すると2億6000万円ほどの金額がJリーグチームに入りました。

この制度いいですよねぇ。選手の育てがいがあります。


この記事を読んで思ったこと。

スタジオレッスンでもこの仕組みが活用できないかなぁ・・・と。

例えば、インストラクター養成コースを卒業して、新人イントラとしてあるスポーツクラブ店舗でレッスンを担当したとします。

当然、まだ勉強の身。

日々のレッスンを通じて成長していくと思います。

そして、順調に成長していって、都心店でレッスンを担当したことをきっかけに人気がブレイク。

そんなイントラさんがいらっしゃった場合、新人イントラ(1年目)時代にレギュラー採用したクラブに何か恩恵が与えられないかなぁって。

もしそんな制度があれば、スポーツクラブ店舗がイントラさんを育てようと思うモチベーションにならないかなぁと思ったんですけど・・・


でも、実現方法が難しいんですよね。

サッカーは選手を『保有』して、売買する際に移籍金が発生しますが、フリーインストラクターの世界には『保有』という制度がありません。

それに・・・・

スポーツクラブ店舗がイントラさんを育てるというよりも、レッスンに参加し続けていたメンバーさんの方がイントラさんの成長に貢献していると思うんですよね。

なので、もし何か恩恵を与えるとしても、与える対象は店舗側というよりも、メンバー側です。

とは言っても、イントラさんとメンバーさんとの間には契約はありませんので、メンバーさんに対して何かしら恩恵を与えるというのもおかしな話かなぁ???



ということで制度化は非常に難しく、メンバーさんが受ける恩恵は、

「私たちは、あの人気イントラさんの新人時代を知ってるんだよ!」

ということをレッスン後の反省会の酒の肴にできることぐらいですかね。