5/30、31に開催されていました将棋名人戦(羽生善治名人 対 佐藤天彦八段)は、挑戦者の佐藤八段が勝利し、トータル四勝一敗で名人位を獲得しました。
おめでとうございます。
挑戦者の強さと名人の衰えが目立った戦いでしたが、印象に残ったのは羽生前名人が挑戦者佐藤八段の得意戦法を堂々と受けて立ったこと。
佐藤八段は得意戦法を武器にここ数年急速に頭角を現した棋士で、他のトップ棋士は佐藤八段の得意戦法をあえて外して戦うことが目立っていました。
大相撲でも横綱が立ち合いの変化で白星を拾うことが目立っていますので、勝負に徹した場合はその方が良いのかもしれません。
でも、羽生前名人は違いました。
負ければ名人陥落の最終局を含め、挑戦者の得意戦法を真っ正面から受け続けました。
残念な結果となってしまいましたが、名人として『受けて立つ』姿勢は素晴らしかったです。
さて、a-e-r-oが
『受けて立つ』
と意気込む時はというと・・・・
それは『遠征』の時。
泊りがけで行く遠征は仕事との兼ね合いですので、日程を指定することはできません。
参加予定のレッスンが何週目のコリオか分かりませんし、そもそも何週目か分かっても狙ったタイミングで参加するのは不可能です。
「今日は一週目です」
の場合もありますし、
「今日は最終週です」
という場合ももちろんあります。
でも、これは仕方がないこと。
もし、
「今日は最終週です」
とイントラさんが言ったとしても、
「何週目であろうが『受けて立つ』」
という気持ちです。
最終週を怖がっていたら遠征なんてやってられません。
でも、
『受けて立つ』
と意気込んだところで、できるかどうかは別問題。
きちんとできるようになるためには、日々のレッスンで『キャッチ力』を磨くしかないんですよねぇ。