2週間ほど前に中国では、旅行客が海外で購入した商品を中国内へ持ち込む際の税率を引き上げました。
例えば、
酒や化粧品 50%→60%
高級時計 30%→60%
衣類、自転車、ビデオカメラなど 20%→30%
カメラ、食品、飲料水、玩具など 10%→15%
といった具合です。
これは中国政府が国内消費を増やすために、海外での爆買いを抑制させることを狙った措置とみられ、日本を訪問する中国人観光客の爆買いにも大きく影響することが懸念されています。
a-e-r-oの個人的な見解では、爆買い目当ての中国人観光客が減る施策は大歓迎です。
昨年の
『中国人観光客の影響』
http://ameblo.jp/a-e-r-o/entry-12071418554.html
に書きましたように、昨年から遠征時の宿泊先が本当に取りにくくなったんです。
料金も高くなっていますし・・・・
繁華街にも中国人がいっぱい。
各店舗は爆買いの中国人を呼び込むために、中国人向けの店舗作りをしています。
これはちょっと不満。
ラオックスみたいな中国資本の店が中国人向けの店舗作りをするのは理解できます。
また、お土産店みたいに観光客向けの店も同様です。
でも、一般の日本人も利用する店が中国人向けの店舗作りするのはどうかと・・・
その分、日本にありながら相対的に日本人が使いにくくなっているということですからね。
そもそも、中国人による爆買いって、すごく不自然なビジネスのように感じます。
『例えば、○○IRのステップレッスンに参加したいから、東京に行く。』
これは極めて自然ですよね。物理的に移動しないと、参加できない訳ですから。
『欲しいものを買うために、日本へ旅行に行って購入する。』
これは、日本に行かないと買えない製品でしたら理解できるのですが、中国人が買うのは他の国でも買えるようなものです。
単に今現在は、制度上の理由により中国国内で正規に購入できなかったり、価格が高かったりして、仕方なく日本に来ている状態。
もし、普通に中国で購入することができれば、わざわざ爆買いのために日本に来る必要もありませんよね。
要するに、現状の爆買いは全くの幸運。
中国人が欲しがるような品質の高い日本製品を、中国にいながら購入できるようにして、製品を発売している日本メーカーが適切な利益を得られる仕組みができれば十分で、
爆買いの恩恵を受けていた、日本の小売店の業績が悪化するのは仕方がないことだと思います。