先日、小売りのトップ2社であるイオンとセブン&アイ・ホールディングスの2016年2月期決算が発表されました。

2社とも増収増益なのですが、中身を見てみると『総合』スーパー事業は不振。

イオンは食品スーパーやドラッグストア、セブン&アイはコンビニが利益を支えています。


『総合』スーパーは不振なのですが、コンビニは大手三社ともに過去最高の営業利益を記録し、

百貨店は訪日外国人向けの免税販売(いわゆる爆買い)が好調で、低迷期から抜け出しました。

小売りは『総合』スーパーの一人負けのようですね。


さて、強引にスポーツクラブ店舗の話題へ持っていくと・・・・


東京オリンピック開催の影響もあってか、ここ最近のスポーツクラブ各社の決算は順調のようですが、

勢いがあるのはライザップのような『高額なマンツーマントレーニング』と、JOYFIT、FASTGYM、ANYTIME FITNESS、カーブスのような『小型トレーニングジム』の形態です。

トレーニング用マシン、スタジオ、プールを兼ね備えた『総合』スポーツクラブ店舗はどうなんでしょう?

表立って『総合』だけの数字は発表されていませんが、恐らくだいぶ『小型トレーニングジム』に会員が流れて行っているのではないでしょうか?

最近、ゴールドジムが積極的に新店舗をオープンさせていますが、『総合』スポーツクラブというよりも、大規模なマシンエリアに小さなスタジオが付属した『大型トレーニングジム』と言えます。


ここ最近は、ソニーが復活したとは言え、『総合』電機メーカーの業績もあまり良くありませんので、『総合』は受難の時代ですね。