『逃れられない苦しみ』

つい先日、北海道 札幌で活動されていた若手男性イントラさんが亡くなりました。

札幌だけでなく、全国各地のイベントにご参加されていた人気イントラさんで、この事実を知ったのは名古屋遠征でお世話になったイントラさんのブログを通してでした。

ここ数日、たくさんのイントラさんが彼への思いを綴っています。

その中で知ったのは、

・彼が自ら死を選んだこと

と

・死を選ぶ行動に移してから一ヶ月もの間生き長らえていたこと

です。


彼のことは名前を知っていた程度です。

彼が自らの死を選択する前に、どれだけ悩んで、苦しんで、辛い思いをしたかは知る由もありません。

でも、ただ一つだけ確かなことがあります。

今は彼の周りにいた仲間たちが非常に辛い思いをして苦しんでいることです。

「近くにいたのに、なぜ助けてあげられなかったんだろう」

って。


彼は全力で走っていました。

彼は仲間から非常に愛されていました。

だからこそ、彼が自ら死を選択したことは非常に衝撃的でした。


彼はイントラ仲間たちと、北海道のフィットネス界を盛り上げていくチームを作りました。

発足式の飲み会の場で、仲間たちと熱い思いを語り合ったようです。

それは、彼が死を選択する一週間前のことでした。

そして、そのチームは解散を余儀なくされました。


彼は苦しみから逃げるために死を選択したのかもしれません。

しかし、その苦しみは形を変えて彼を愛した仲間たちに引き継がれています。

彼のレッスンを楽しみにしていたメンバーさんも少なからずその苦しみを背負っていくことになるでしょう。


逃げるだけでは何も解決しません。

彼の死は、単に一人の人気インストラクターを失ったことだけにとどまらず、それ以上に大きな影響を周囲に与えています。

この事実を知って、非常に残念でなりませんでした。

ご冥福をお祈りします。