『日経TRENDY』の8月号では、『ふるさと納税』の特集記事が掲載されています。
今年の制度改正により、
①寄付金控除の限度額が昨年までの約2倍にアップ
②寄付先が5つの自治体以内なら確定申告が不要
となったことから、『ふるさと納税』が従来よりも増えることが予想されています。
『ふるさと納税』とは、従来は居住する都道府県や市町村に支払っていた個人住民税を、任意の地方自治体に寄付することにより、
寄付した額のほぼ全額が税額控除される仕組みです。
ほとんどの自治体から、『寄付』に対する『返礼品』がありますので、単なる『寄付』ではなく、自治体からの『返礼品』目当ての方がほとんどでしょうね。
ちなみに2014年4月から2015年3月までの期間で、寄付金額が多かった自治体のベスト10は次の通りです。
第1位 長崎県平戸市 1,462,726,582円
第2位 佐賀県玄海町 1,066,629,652円
第3位 北海道上士幌町 974,753,618円
第4位 宮崎県綾町 943,977,930円
第5位 山形県天童市 780,874,582円
第6位 島根県浜田市 726,991,000円
第7位 長野県飯山市 627,272,586円
第8位 佐賀県小城市 511,962,000円
第9位 宮崎県都城市 503,753,136円
第10位 鳥取県米子市 475,689,617円
『返礼品』として、『肉』『米』『魚介類』『果物』を採用している自治体が強いようです。
さて、この『ふるさと納税』を仕組みを見て、思ったことは・・・・
「スポーツクラブの会費も、どの店舗に支払うかを決められないかなぁ」
スタジオレッスン中心に参加しているメンバーの皆さんは、どの店舗でも自由に利用できる『マスター会員(ゴールド会員)』に入会している方が多いと思います。
どの店舗でも自由に利用できる訳ですから、どの店舗で入会手続きができます。
良く通っている店舗で手続きをする方が多いと思いますが、手続きした店舗に全く行っていない方も少なからずいらっしゃるでしょう。
また、スタジオスケジュールが変更してしまったため、手続きした店舗から足が遠のいてしまった方も・・・・
メンバーに立場では、どの店舗で手続きをしても変わりませんし、スポーツクラブ全体から見ても影響はあまりありません。
でも店舗側の立場から見ると、メンバーさんが入会手続きをしてくれるかどうかは、大いに影響があります。
ほとんどの場合は、入会手続きをしたメンバー数がその店舗の実績になりますからね。
極端な話、せっかく人気イントラさんをたくさん入れたスタジオスケジュールを作成しても、入会手続きをしてくれるメンバーさんが少なければ、
予算削減のために泣く泣くスケジュール変更をしなければいけなくなってしまいます。
そこで、この『ふるさと納税』の仕組みを真似て、
「『マスター会員(ゴールド会員)』に入会しているメンバーさんは、会費をどの店舗に支払うか(どの店舗の実績としてカウントされるか)を決めることができる」
仕組みがあったらどうでしょうか?
やはりメンバーさんも、充実しているスタジオスケジュールを組んでくれている店舗に会費を支払いたいですよね。
仕組みが複雑になってしまうので、
年払いや半年払いなどの一括払いをしているメンバーさん限定で、更新手続き時に3箇所まで会費支払先の店舗と割合(10%単位)を指定できる。
例えば、A店 50%、B店 30%、C店 20%といった具合に。
そして、手続きした店舗を必ず選択しなければいけない(作業が発生するので)。
現実的にはこんな感じでしょうか?