昨年12月に将棋界の最高位のタイトルである『竜王』を獲得した、糸谷哲郎竜王。

この糸谷竜王はいろいろとエピソードがある棋士なのですが、面白いスピーチをすることでも注目されています。

その中で、今から8年前の18歳の時、

「いまの将棋界は『斜陽産業』。僕たちの世代で立て直さなければ」

とスピーチしたのは、有名です。

例えるなら、会社に入ったばかりの新入社員が、

「この会社の先行きは真っ暗です。でも、僕たちが立て直します」

と言っているようなものですから。

でもその後の活躍を見ると、見事に『有言実行』しているようです。


娯楽の多様化により愛好者が減り、『斜陽産業』と言われた将棋界ですが、最近少しずつ人気を回復しています。

そのきっかけは、コンピュータと将棋棋士が対戦する『電王戦』。

一般のニュースでも大きく取り上げられました。

賛否両論があるイベントなのですが、日本将棋連盟が『ニコニコ動画』でおなじみの『ドワンゴ』と組んだのが大きかったと思います。

古い体質の日本将棋連盟だけでは、ここまでできなかったでしょう。



そして、『ドワンゴ』がまたまた仕掛けてきました。

それは、2/8に西武ドームで開催される『リアル車将棋』。






よくイベントなどで、人間を将棋の駒に見立てる『人間将棋』はあるのですが、それを車でやってしまおうというもの。

はっきり言って『お馬鹿なイベント』です。

でも、このイベントに使われる車は全部『トヨタ車』。

『ドワンゴ』が日本一の企業である『トヨタ』を引っ張り出してきたのです。


将棋と『トヨタ』がつながるなんて、数ヶ月前までは誰も考え付かないことだったでしょう。

それをつなげた『ドワンゴ』は、見事と言う他ありません。




さて、このままでは将棋の話だけで終わってしまいそうなので、ここからスタジオレッスンへ話題転換・・・


フィットネス業界は『斜陽産業』どころか、『成長産業』として注目されています。

でも・・・・スタジオレッスンに視点を移してみると、『エアロ』や『ステップ』は『斜陽産業』と同じような感じです。

各店舗のスタジオスケジュールを見ると、ゴールドジムの一部の店舗はスタジオディレクターのおかげでまだ頑張ってくれているのですが、

ティップネスなんかは、初めて会員になった7年前のスタジオスケジュールと比べると、悲惨なくらいエアロとステップのレッスンが減っています。

このままの流れが続くと・・・・・

エアロやステップレッスンがスタジオスケジュールから消えることはないと思いますが、まだまだ減る可能性が高そうです。

何かしらの『仕掛け』がないとこの流れが変わらないと思うのですが、こちらの『斜陽産業』も『ドワンゴ』の力でなんとかしてくれないかなぁ・・・


ティップネスを買収した『日本テレビ』にも、密かに期待しているんですけどね。