先日、気象庁の羽鳥光彦長官が定例記者会見にて、
「14日から15日にかけての(雪の)量的予測には不十分な点があった。実際には倍近くの降雪があった」
「予測技術の向上が極めて重要と考えている。技術開発を引き続き進めたい」
とコメントしたそうです。
確かにまだ改善の余地はあるのかもしれませんが、日本の天気予報レベルは既に世界でトップクラス。
翌日の予報が80%当たるのは、他国と比較してスゴイらしいです。
それだけ不確定要素があるので、難しいってことですよね。
でも、国民は予報が外れるとブーイングです。
それ以外にも、世界トップレベルにも関わらず、利用者が『完璧』を求めている事例があります。
例えば、電力。
今は原発問題もあり、電力会社はいろいろと叩かれていますが、電力の安定供給に対しては世界でもトップレベルです。
鉄道だってあれだけの過密ダイヤで乗客数も多いのに、きちんとダイヤ通りに運行されているのは、世界から見ると驚きです。
でも、利用者は時刻通りに電車が運転されるのが当たり前だと思っていますからねぇ・・・・自分も含めて。
『整理券争奪戦』に参戦中の時は、ちょっとでも電車が遅れると・・・・
それが原因で、乗り継ぎ予定の電車に乗れないとなると、心の中の『リトルa-e-r-o』は発狂状態です。
一本ぐらい電車が違っても、そんなに整理券の番号は変わらないんですけどね。
大雪の日の元住吉駅で起きた東急東横線の列車衝突事故も、
http://ameblo.jp/a-e-r-o/entry-11773167257.html
そんな『完璧』を求める利用者の声が遠因になっていると思われます。
ただでさえ、副都心線と接続運転してから東急東横線の遅延が多くなったと言われていますし・・・
心にはゆとりを持たないといけませんね。