歳をとってくると、身体のあちこちの『肉』が『重力』によって落ちてくると言われています。

だんだんと『ハリ』がなくなってくるので、『重力』に対抗できなくなるんですよね。

今回のネタは、加齢の敵である『重力』についてです。



いつも通り場面はスタジオへ。

ストレッチやヨガのレッスンでは、膝を曲げて足の裏同士をくっつけて前屈をするポーズがよくあります。

同意していただける方がかなり多いと思うのですが、

このポーズは股関節が硬い人にとってみたら、『拷問』に近いポーズです。

他のメンバーさんは身体がべったりと床にくっついているのですが、

股関節が硬いメンバーさんは、全く身体が前に曲がりません。

よく、このポーズの時は同じく股関節の硬い『同志』のメンバーさんと目が合います。

会話はしていませんが、恐らく思っていることは一緒だと思います。


仕方なくなんとか前屈しようと一生懸命になるのですが、そうするとイントラさんより、

「力付くで前屈しても柔らかくなりませんよ。」

「『重力』に身を委ねてください。」

と指示が入ります。


イントラさんの指示に従って、『重力』に身を委ねようと試みるのですが、身体はピクリともしません。

こんなときは、

「もっと『重力』頑張ってくれよ!」

とついつい思ってしまいます。

「余計な時に働いて、肝心な時に働いてくれないんだから・・・・」



でも、逆に考えると、

「『重力』に勝った」

と言えるのかもしれません。


レッスン中に、『重力』に身を委ねて前屈しているメンバーさんは、『重力』に負けたメンバーさんで、

ほとんど曲がらない自分は、『重力』に勝った男。



書いていて悲しくなるのですが、そうやって身体が硬い自分をを慰めることにします。