先月の27日、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げ予定でした新型ロケット「イプシロン」が発射直前に急遽中止になりました。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が原因を調査していましたが、機体の姿勢を示すデータが管制棟のコンピューターに届くのがたった『0.07秒』遅れたのが原因だそうです。

一般人にとってみたらたった『0.07秒』と思いますが、ロケットが地球の引力を脱出して大気圏外に抜け出すためには秒速で10km以上もの速度が必要といわれていますので、『0.07秒』の差は単純計算すると700m以上の差につながります。

この数字が宇宙の世界でどれだけの影響があるのかは分かりませんが、一般人にとってみたら想像できない世界ですね。



『0.07秒』の差をスタジオレッスンに当てはめてみると・・・・

例えば、エアロレッスンで曲のスピードを150bpmと仮定すると、『0.07秒』とはおおよそ1/6カウント分ぐらいに相当します。

クラップの音が周りと1/6カウントずれると、恐らく気付くかもしれませんが、足の動きの場合はどうなんでしょう?


音に合わせるといっても、厳密に言えばレッスン中にかかっている曲のビート(拍)には長さがありますし、

「足が床に着く瞬間が音に合っていればいいのか?」

それとも

「足に全体重が乗った時点で音が合っていればいいのか?」

なんて突き詰めて考えると、何をどうすればいいのか分からなくなってきちゃいますね。



『0.07秒』の差は、スタジオレッスンでどの程度の影響があるのか?

お分かりになる方いらっしゃいますか?



そういえば『高橋名人』の16連打は、1打当たりだいたいこのくらいですね。