『ひさかたの 光のどけき 春の日に
    静心(しづごころ)なく 花の散るらむ(紀友則)』

            

中学時代の夏休みの宿題で、百人一首を全部覚えたことがあります。

みなさんも覚えたことがありませんか?

ほとんどの歌はすでに忘れてしまったのですが、これだけは今でもはっきりと頭に残っています。



さて、今回の記事では、日本人らしい話題に触れてみます。



短歌は、5・7・5・7・7の31字で構成されます。

ちなみに、俳句は、5・7・5の17字。



『31』と『17』

で何か連想しませんか?



『31』に1を加えると『32』

で、

『17』から1引くと『16』

になります。


数字の後に『カウント』を付け加えると、分かりやすいですね。

『32カウント』と『16カウント』

短歌に1を足すと『1ブロック』になって、

俳句に1を引くと『0.5ブロック』になる。


じゃあ、短歌と俳句を2つずつ組み合わせると、

『31』+『31』+『17』+『17』=『96』

32カウント×3ブロックと同じ『96』カウントの出来上がりです。



ということは、

『俳句』と『短歌』のルールを使って、コンビネーションを組み立てることが可能になります。





「それでは、前半の部分と後半の部分をつなげます」


ではなく、


「それでは、『上の句』と『下の句』をつなげます」


なんか『風情』がありませんか?


日本人しかできないレッスンですよね。



つづく