①「右足を左足にそろえて下さい」


②「左足に右足をそろえて下さい」



この2つの文章は、

『左足』と『右足』

『を』と『に』

の2つが入れ替わっています。


日本語に不慣れな外国人の方であれば、迷うかもしれませんが、

日本人の方が読めば、2つの文章の意味が同じだと分かりますよね。




では、スタジオレッスン中にイントラさんのキューイングで


①「右足を左足にそろえて下さい」



②「左足に右足をそろえて下さい」

の2通りがあった場合、動き易さに違いがあるでしょうか?




この文章だけを読めば、それほど違いが分からないと思いますが、

実際にスタジオレッスン中に体験してみると、この2通りのキューイングに対して、

動き易さに違いがあるとお分かりになると思います。



①が動き易くて、②が動きにくい。



イントラさんが発した言葉が、

『右足』

で始まると、メンバーさんは、

「次は、『右足』を動かすんだな」

と想像します。

なので、

①「右足を左足にそろえて下さい」

はスムーズに右足を動かすことができます。



では、イントラさんが発した言葉が、

『左足』

で始まり、メンバーさんが

「次は、『左足』を動かすんだな」

と想像したときに、

②「左足に右足をそろえて下さい」

と指示が出ると、

かなりのメンバーさんが『左足』を動かすはずです。

だって、メンバーさんの頭の中は、

『左足』を動かすことで頭がいっぱいですから。




日頃からそのイントラさんのレッスンに参加しているメンバーさんであれば、いつものことですので、対応可能かもしれませんが、初めてそのイントラさんのレッスンに参加するメンバーさんは戸惑うと思います。

特に、初めてのスポーツクラブ店舗でレッスンを担当する場合は、メンバーさんがガラリと変わるので、結構逆足を動かす方が多くなるんじゃないかなぁ・・・


あのイントラさん、早く気付いてくれないかなぁ・・・