大学受験の頃の話です。
当時は団塊世代の子供数がピークの時で、大学受験は激戦でした。

理系だったのですが、数学は苦手で、得点源は英語。
数学はとりあえず基本問題を取りこぼさず、難しい問題は部分点をもらう作戦。

その代わり、英語は他の受験生とは圧倒的な差をつける方針でした。

その時にお世話になったのは森一郎先生の『試験にでる英単語』。
ABC順で単語が並んでいる単語集が多い中、『試験にでる英単語』は「最も重要な単語から順番に配列」されている点で受験生の人気を集めていました。

英文を読んでいくとき、意味が分からない単語が出てきた途端、文章全体の意味が分からなくなる時ってありますよね。

英文解釈の場合は、何回も読み返して、意味を類推することもできるのですが、リスニングの時は一発勝負ですので、意味が分からない単語をきっかけとして、今まで理解していた部分まで頭から抜けていく場合があります。

それが嫌で、英単語の暗記には力を入れていて、授業と授業の合間の細切れ時間を使って、『試験にでる英単語』に記載されている単語は全部覚えました。



話をスタジオレッスンへ。


『意味が分からない単語が出てきた途端、文章全体の意味が分からなくなる』


これって、スタジオレッスンの場合にも当てはまります。


今まで順調に出来ていたのが、一つの動きができないのをきっかけに、どんどんおかしくなって・・

必死にもがけばもがくほど出来ていた部分まで出来なくなって・・・・

挙句の果ては、頭の中が真っ白に・・・・


最近、再び本格的に参加し始めた中上級レベルのステップレッスンでは、今まで見たことがないような動きが出てきて、ただ笑うしかない状況になることがあります。

今までの自分のデータベースにはない動きですので、目からは情報が入ってくるのですが、それが脳に留まってくれません。

できるできないの話以前に、動きが覚えられない状態。


英語に例えると、

英語のテストで全く未知な単語、例えば、

『encycropedia』

という単語を初めて見た時、頭の中に簡単に入っていきませんでしたよね。


そんな感じです。

分かりますか??


ということで、ステップレッスンでも難しい単語のお勉強です。


受験生が英単語を覚えるように、いろいろなレッスンに参加して、イントラさんが繰り出す摩訶不思議な動きをたくさん覚えていきたいと思います。